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【この記事のエキスパート】
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート:石関 華子
埼玉県出身、高知県在住。一児の母。慶應義塾大学文学部仏文科卒。三越日本橋本店の洋酒担当を経てワインやビール、ウィスキーなどの洋酒全般の知識を培い、2016年、J.S.Aワインエキスパートの資格を取得。
現在はOffice Le Lionの代表として、高知県内のワイナリーのアドバイザーやワイン検定の講師を務める一方、ワインに関連する記事やコラム等の執筆も多数手がけています。2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。
ボジョレー・ヌーボーは、フランス・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区で生産される新酒の赤ワインです。2023年の解禁日は、11月16日(木)。ここでは、日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート石関華子さんに話を伺い、選び方とおすすめ商品について教えてもらいました。
産地・品種・味わいを紹介
ボジョレー・ヌーボーとは?
【エキスパートのコメント】
渋みが少ないためワイン初心者の方にもおすすめ!
ボジョレー・ヌーボー(ボジョレー・ヌーヴォー)は、フランスのブルゴーニュ地方、ボジョレー地区で生産される、その年に収穫されたブドウを使用して造られた新酒のことをいいます。
ボジョレー・ヌーボーに使用されるブドウは、「ガメイ」という品種。フレッシュさとフルーティーさが持ち味の品種です。「マセラシオン・カルボニック」という特殊な製法で造られており、これによってフルーティーで軽やかな味わいに仕上がります。
渋みも少ないため、ワイン初心者の方にも飲みやすい味わいといえるでしょう。
2022年の解禁日は?
ボジョレー・ヌーボーの解禁日
世界的に話題になるボジョレー・ヌーボーの解禁日。2023年の解禁日は、11月16日木曜日です。
解禁日は毎年11月の第3木曜日と決まっており、この日を世界中のワイン愛好家たちが心待ちにしています。また、時差の関係で日本は、ボジョレー・ヌーボーが話題になる国のなかで、最も早く解禁日をむかえます。
ソムリエが教える
ボジョレー・ヌーボーの選び方
日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの石関華子さんに、ボジョレー・ヌーボーを選ぶときのポイントを教えてもらいました。それぞれのポイントをふまえて選んでみましょう。ポイントは下記になります。
【1】生産者
【2】産地
【3】ラベルのデザインから選ぶ
上記のポイントを押えることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】生産者から選ぶ
【エキスパートのコメント】
「ボジョレー・ヌーボーは種類が多くて、なにを選んだらいいかわからない……」という方は、生産者から選ぶのがおすすめです。
特にボジョレー・ヌーボー初心者の方は、ここで紹介している『ジョルジュ・デュブッフ』や、『アンリ・フェッシ』など、有名な生産者から選ぶのがおすすめです。
これらの生産者は、世界でも圧倒的な知名度を誇り、多くの人々に支持されています。
そのため、個性的な味わいというよりは、多くの人に好かれるような味わいであることが多く、失敗することも少ないでしょう。
ジョルジュ・デュブッフ
18歳頃からワインの世界に入り、誰も真似できない独自のセンスと、類い稀なる鼻と舌の感覚で、早くから醸造家としての手腕を発揮。ボジョレー・ヌーボーを世に広めたことから、「ボジョレーの帝王」とも呼ばれています。
果実や花のアロマがあふれ、軽やかでフルーティーな味わいが特徴の赤ワインは、世界中のワイン愛好家を魅了し、フランス・リヨンで行われるワインコンクールにおいてNO.1の受賞歴を誇ります。
アンリ・フェッシ
クリュ・デュ・ボジョレーのスペシャリストとして知られる「アンリ・フェッシ」。高級ホテルやレストランでも人気を博しています。
経験、伝統、そしてぶどう畑への敬意と造詣。これらの融合こそが高品質なボジョレーワインを追い求めるアンリ・フェッシの哲学のもと、個性豊かなワインを多く世に送り出しています。
【2】産地(格付け)から選ぶ
【エキスパートのコメント】
ボジョレー・ヌーボーの産地であるボジョレー地区では、フランスのワイン法によって、産地ごとに格付けが定められています。格付けは上から順に、「クリュ・ドゥ・ボジョレー」、「ボジョレー・ヴィラージュ」、「ボジョレー・スペリユール」、「ボジョレー」の4段階に分かれています。
ボジョレーヌーボ―で多く見られるのは、「ボジョレー・ヴィラージュ」と「ボジョレー」の2つ。
「ボジョレー」の格付けのものでも美味しいものはたくさんありますが、より上質なものをお求めの方や、贈り物用の1本をお探しの方には、ややお値段は張りますが、「ボジョレー・ヴィラージュ」以上の格付けのヌーボーがおすすめです。
【3】ラベルのデザインから選ぶ
【エキスパートのコメント】
ボジョレーヌーボーのラベルは、花をモチーフにしたような、華やかなデザインのものが多いのが特徴です。
食卓に置くと写真映えするものも多いため、解禁パーティーの様子をSNSでアップする場合は、ラベルのデザインに目を向けてみるのもおすすめ。
また、ボジョレーヌーボーを解禁パーティーに持参したり、贈り物にする場合も、ラベルのデザインは重要なチェックポイントとなります。
中身も大事ですが、まずは見た目が第一印象を左右するからです。