キヤノンマーケティングジャパンは11月14日、11月20日の家族の日に向けて「子どもと家族の写真に関する調査」の実施結果を公開した。今回の調査では、日常を映した家族写真や子どもの写真について、どのような撮影ニーズがあるか、撮影できなかった後悔が実態としてあるのか、「子どもの写真」に関する課題を可視化するためのWeb調査を行っている。
調査は、6歳以上19歳未満の末子を持つ全国の親層を対象に実施。子どもの写真について「撮り逃した」と思う瞬間があったかという問いには、70.0%が「ある」と回答した。そのなかで、子どものどんな表情を「撮っておけばよかった」と思うかについて聞いたところ、「寝顔/あくび顔」が25.2%で1位、2位が「驚き顔」で19.4%、3位が「困り顔」で13.4%だった。大人になるにつれ見せてくれなくなる表情を撮影したかったと思う声が多かった。
実際に手元に持っている表情写真はどれかという質問については、「笑顔」が全体の90.2%ともっとも多く、逆に「怒り顔」は24.0%、「驚き顔」は21.6%と低く、普段見られないような表情は写真に撮りづらく残っていないことが多いようだ。
同様に、子育て中のどのような「シーン」を撮っておけば良かったと思うかの問いには、「家事/料理中」が18.0%と1位だった。2位は「兄弟げんか」で13.6%、3位は「親子で遊んでいるところ」で12.2%。保有率は「家事/料理中」が約3割、「兄弟げんか」が1割未満と低く、写真を撮影する当人がシーンに含まれていたり緊急を要する場合は、撮影数や保有率が下がる傾向がある。
写真撮影の習慣についての調査では、写真館で家族写真を撮ったことがある人は71.2%と多かったものの、それ以外で家族の写真を日常的に撮っているかについては、わずか14.4%だった。日常で家族写真を撮るという発想に至らない人が多く、そういった文化もまだ根付いてないということだろう。
約7割の人が撮っておきたかったと後悔している調査結果を踏まえ、こうした「撮り逃し」を防ぐには「PowerShot PICK」などの自動撮影を行うカメラの導入が有効だと、キヤノンマーケティングジャパンの阿部俊介氏は語っている。開発者が自分の子育て中に自然な写真が少なかったことから生まれたこの機種は、独自のアルゴリズムにより自動で被写体を認識/追尾し構図を調整して撮影を行う。「撮っておけばよかった」という後悔をしたくないなら、こうした機種の導入が有効だろう。
子どもの写真に関する Web調査
- 日時:2022年10月19日~2022年10月20日
- 性別:男女
- 年齢:20~69歳
- 地域:全国
- 割付:性年代均等割付
- その他:6歳以上19歳未満の末子を持つ親
- サンプル数:500ss
先輩パパ・ママが大後悔!みんなの撮っときゃよかった展
今回の調査結果に基づき、写真展「先輩パパ・ママが大後悔!みんなの撮っときゃよかった展」を開催する。開催期間は11月14日から11月20日まで。場所は、田園都市線渋谷駅地下1階にある道玄坂ハッピーボード。
本展では、撮れていなかったと後悔しているシーンをランキング形式で展示。自動撮影カメラ「PowerShot PICK」で撮影したもので、写真に子育てに奮闘するパパ・ママの「心の声」を添えて展示する。