フジテレビの広告付き動画配信サービス(AVOD)が、10月の月間で再生数、UB(ユニークブラウザ)数、総視聴時間の指標で民放1位となり、3カ月連続の「AVOD三冠」を達成した。

  • 鈴鹿央士(左)と川口春奈=『silent』第5話より

10月は、再生数が7,881万再生と単月では初めて7,000万再生を超え、他局を大きく引き離しての民放1位となった。月間UB数は1,344万UB、月間総視聴時間は3,333万時間と、これらも過去最高を記録。前年同月比では、再生数で174%、UB数で159%と大きく伸びている。

この好調の要因については、10月期のゴールデン・プライム帯ドラマ3作品(『PICU 小児集中治療室』『親愛なる僕へ殺意をこめて』『silent』)が、いずれも配信でも好調で多くの視聴を集めていることが挙げられる。特に『silent』は、10月6日放送の第1話の見逃し配信が、1週間で531万再生とフジテレビ歴代最高記録を更新。第2話は567万再生、第4話では688万再生と、「単話での放送1週間の見逃し配信再生数」のフジテレビ歴代最高記録を3度にわたって更新した。

『silent』は、TVerでの1週間の見逃し配信再生数が、第1話443万再生、第2話489万再生、第4話582万再生で、「TVerにおける単話での放送1週間の見逃し配信再生数」の歴代最高記録も、3度にわたって更新。さらに、フジテレビでは初めて解説放送版(出演者のセリフだけでは表現しきれない「ト書き」や情景描写などをナレーションで説明した解説付きのプログラム)の配信も実施し、話題を集めている。

フジテレビでは、2022年度の第1四半期(2022年4月クール)・第2四半期(2022年7月クール)の2期連続で、AVODにおける再生数、UB数、総視聴時間の3つの指標で、民放トップを獲得している。2022年10月クールも好調で、3期連続の四半期でのトップ獲得も視野に入れ、2022年の年間ベースでも他局を大きくリードする好記録が見込まれている。

※配信数はいずれもTVer、GYAO!、自社配信サービス(フジテレビの場合はFOD)の合計値。ビデオリサーチ調べ。

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