TTNEは11月11日 、革新的な”今行くべき全国のサウナ”11施設「SAUNACHELIN 2022」、および、サウナ啓蒙活動に貢献した11名(団体・企業)「Saunner of the Year 2022」を発表した。
これまで、サウナ専門施設や宿泊施設が軒並み上位を占めていた「SAUNACHELIN」だが、今回、「スパメッツァおおたか竜泉寺の湯」(千葉県/流山市)が温浴施設として初の1位を獲得した。
同施設は、15種のお風呂や6種の岩盤浴、そして、こだわりの3種のサウナと温度・深さの異なる3種(女性は2種)の水風呂を備えた関東最大級のスパ&サウナ施設で、目玉の「ドラゴンサウナ」では5基のサウナストーブが順次10分おきにロウリュをスタート。毎時0分には5基が一斉にロウリュをはじめるメッツァ名物「ドラゴンロウリュ」は圧巻の大迫力で、まるで竜が唸るように風が吹き込み、一気に熱波が室内に広がる。
続く2位は、お風呂のソムリエ・松永武氏プロデュースの会員制サウナ施設「Thermal Climb Studio Fuji」(静岡県/裾野市)。フィンランドから取り寄せたケロサウナや、ドイツのクナイプとトルコのハマムが同室で楽しめるテルマリウム、ドイツの伝統的なベンベルグサウナ、富士山の伏流水を注ぎ込んだ深さ1mの水風呂など、大自然の中に世界のサウナが集結。サウナ界の新テーマパークとなっている。
3位には、アウトドアサウナのパイオニア「The Sauna」(長野県/上水内郡)がランクイン。今年2棟の貸切型のサウナ小屋が新たにオープン。全4棟すべてが薪ストーブを採用しており、やわらかな熱で汗を流すことができる。また、黒姫山の伏流水を引き込んだ樽水風呂や野尻湖へのダイブでクールダウンするなど、日本にいることを忘れてしまうような別世界で、自然に溶けながら極上のととのいを体験することができる施設となっている。
以下、4位は世界遺産・知床の大自然と流氷を見ながら入れる日本唯一のサウナ「北こぶし知床 ホテル&リゾート」(北海道/斜里郡)、5位は「8HOTEL SHONA FUJISAWA」(神奈川県/藤沢市)、6位には「神戸サウナ&スパ」(兵庫県/神戸市)がランクイン。
7位はアートの聖地・直島のグランピング型リゾート施設「SANAMANE[SAZAE]」(香川県/香川郡)で、サザエの外殻に着想を得た特徴的なフォルムのサウナ「SAZAE」が誕生。続く8位は「SAUNALAND ASAKUSA -サウナランド浅草-」(東京都/台東区)、9位は屋久島の東南、山を背に海を臨む緑深き高台に佇むリゾートホテル「sankara hotel&spa 屋久島」(鹿児島県/熊毛郡)、10位は「The Hive」(富山県/中新川郡)、11位には「お風呂とサウナ PARADISE」(東京都/港区)と、立地やデザイン性で世界に誇ることができる施設が上位にランクインした。
また、特別賞を受賞したのはタマディック社内のサウナ「LUOVA SAUNA」。社員の健康とコミュニケーション活性化を図る狙いでタマディックの新社屋に導入された社員専用のサウナで、革新的な取り組みが評価された。
「Saunner of the Year」では、“サウナで汗をかくだけに留まらず、プロサウナーとしてサウナのために汗をかき、 サウナ啓蒙活動に貢献した11名(個人・団体・企業・イベント)”を表彰。
今年は、タレントの「藤森慎吾さん(オリエンタルラジオ)」が3年連続グランプリを受賞し、堂々の殿堂入り。また、芸能界きってのサウナー「高橋茂雄さん(サバンナ)」も新たにノミネートされた。
さらに、移動型宿泊施設「HUBHUB 日本橋人形町」を運営する「三井不動産」やサウナ界の著名人たちが監修する物販イベント「全国サウナ物産展」など、メディアやタレントのみならず、企業やイベントもノミネートされ、世の中にサウナが広く受け入れられ、浸透してきたことを表す結果となった。