MMD研究所は11月11日、「新電力サービスに関する調査」の結果を発表した。同調査は10月14日~22日、全国の20歳~69歳の男女6,472人対象にインターネットで実施した。
現在利用している電力会社を聞いたところ、「大手電力サービス」が50.1%、「新電力サービス」は49.9%だった。年代別で見てみると、「新電力サービス」を最も利用しているのは20代(62.5%)が最も多く、30代(55.1%)、60代(48.6%)と続いた。
新電力サービスを利用している人に、現在利用している新電力サービスを聞くと、最も多い回答は「東京ガスの電気」(14.7%)で、「TEPCO(東京電力エナジーパートナー)」(13.0%)、「auでんき」(12.0%)という順になった。
電気代高騰の影響を感じているか聞いたところ、74.1%が「影響があった」「やや影響があった」と答えた。利用している電力会社別に見ると、影響があった(計)と回答した人は、「大手電力サービス」が76.1%、「新電力サービス」が77.8%だった。
新電力サービス利用者に、新電力サービスへの満足度を聞くと、78.0%が「満足している」「やや満足している」と回答した。新電力サービスを利用したきっかけは、「電気代を安くしたいから」(37.9%)が最も多く、次いで「ポイントが貯まるから」(24.7%)、「お得なキャンペーンや特典があったから」(24.3%)と続いた。
新電力サービスに最も魅力に感じた点を尋ねると、最も多い回答は「毎月の電気料金が安くなる可能性がある」(30.8%)だった。次いで「ポイントが貯まる」(20.0%)、「セット割やキャンペーンなどがある」(19.0%)となっている。
新電力サービスに最も不安に感じた点は、「電気代が必ずしも安くなるとは限らない」(24.0%)で最も多く、「倒産・撤退のリスクがある」(12.0%)、「切り替えの手続きが面倒」(10.4%)と続いた。