今年10月に現役を引退したサッカー元日本代表の中村俊輔氏が、フジテレビ系で中継される『FIFAワールドカップ カタール2022』でスペシャル解説を務めることが決定した。
スペシャル解説を担当するのは、11月22日「デンマーク×チュニジア」、23日「モロッコ×クロアチア」、24日「ウルグアイ×韓国」、28日「カメルーン×セルビア」のグループステージ4試合と、決勝トーナメント1回戦、3位決定戦の計6試合。「デンマーク×チュニジア」では、元日本代表監督の岡田武史氏もゲスト出演することになっている。
フジテレビ系ではほかにも、おなじみの清水秀彦氏、風間八宏氏に加え、小野伸二氏、坪井慶介氏、田中マルクス闘莉王氏が解説を担当する。
コメントは、以下の通り。
■中村俊輔氏
――これが初めての解説になりますが、意気込みを。
「解説もプレーと似ていると思います。思い切りよく、思ったことや気づいたことを言っていきたいですね。何試合か担当させてもらえるので、ミスを恐れずにその中でも成長出来ればうれしいです」
――どのような解説をしたいと思いますか。
「一緒に解説をする方とのバランスは意識しますね。一視聴者としてサッカーを見てきたときに、非常に聞きやすい、聞きごたえがある解説者が何人もいました。ああ、そのタイミングでこういうことを言うんだなとか。視聴者が気づかないこと、グラウンドレベルでのいいプレーや、二手三手四手先まで考えている選手って画面上ではわからないので、そういうサッカーの奥深さを少しでも伝えられればと思います。でもあまりしゃべらないようにします(笑)」
――グループリーグで解説する4試合で特に注目する国、選手は?
「アフリカのチームはアフリカの監督なのかヨーロッパの監督なのかで戦術やスタイルが変わってくるんですが、今回特に合宿期間が短い中でどういうチームにまとめてくるのかは気になりますね。お隣の国でライバルの韓国もすごく気になります。選手ではクロアチアの大ベテラン、レアル・マドリードのモドリッチ選手ですね」
――最初の「デンマーク×チュニジア」では岡田武史さんとのコンビが楽しみです。
「まずいですね(笑)。だってサッカー知り尽くしている人じゃないですか。僕は何も言うことがないんじゃないかなと思って。岡田さんが振ってくれた時だけしゃべろうかな(笑)。邪魔にならないように」
――楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージを。
「ワールドカップなので見ている方にその雰囲気を伝えられればとは思います。技術的なことばっかりじゃダメですし、皆さんと一緒になって視聴者目線でお伝えできればと思います。よろしくお願いいたします」
■植村敦チーフプロデューサー
「日本サッカー界において不世出ともいわれる中村俊輔さんと、引退直後のこのタイミングで、ワールドカップ中継にご出演いただけること大変うれしく思います。華麗なプレーで世界を魅了した“ファンタジスタ・中村俊輔”だからこその、創造性あふれる奥深い解説の一言一言で、番組がより彩られていくことを期待しております」
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