お笑い芸人のバカリズムが9日、YouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』に出演。動画「【ガチトーク】バカリズム ピンになってから転機となった4つの仕事・人生で一番ウケたネタ『いろは歌』・思ったようにウケなかったネタ『手品の類』」内で、ブレイクのきっかけとなったネタ「トツギーノ」を『R-1ぐらんぷり』(カンテレ・フジテレビ系)で披露しない可能性があったことを明かした。
2005年にコンビを解散した後、すぐに『R-1ぐらんぷり2006』に初出場し、ピンでの活動開始からわずか2カ月で決勝進出を果たしたバカリズム。最終的に4位となるも、ここで披露したフリップネタ「トツギーノ」は大きな話題となり、その後のネタ番組でも定番のネタとなった。
「単独で『トツギーノ』試してて、賞レースに向いてるなって思って準備したの?」と佐久間氏が尋ねると、バカリズムは「『R-1ぐらんぷり』のちょっと前に、ひとりの単独ライブがあって、とりあえずその中でも安定してウケてたのが『トツギーノ』だった」と回答。1・2回戦で披露したところ、「思ってたよりウケた。ほぼトップ通過」と、観客や審査員の反応も上々だったという。
しかし、決勝ではビデオデッキに“男性の大事な部分”が挟まるというコントネタをするつもりだったそうで、「これがピンのバカリズムの代表作だと思ってた」「自分が一番面白いと思ってるし、これからはひとりコントでやっていきたい」「どっかでフリップ芸に対して、『めくる人でしかない』とちょっと軽視してる部分もあった」と振り返りつつ、ネタのチョイスを周囲から猛反対されたことも告白。
その際に東京03の豊本明長に相談したところ、「は? 何言ってんの?」「『トツギーノ』やんなよ! テレビ出れなくなるよ!」と助言を受け、結果的に「トツギーノ」を「我慢してやった」と明かした。