第一工業製薬は11月9日、「脳疲労と睡眠に関する調査」の結果を発表した。同調査は9月5日~6日、全国の20代~60代の男女500名を対象に、インターネットで実施した。

  • 日常生活で脳の疲労を感じることはありますか

日常生活で脳の疲労を感じることはあるか尋ねたところ、60.8%が「非常に感じる」「感じる」と答えた。具体的にどんな時に脳疲労を感じるか聞くと、「ぼーっとしてしまう」「物忘れが多い」「人の名前が出てこない」「ミスをしてしまう」といった声が多く寄せられた。

脳疲労の原因について聞くと、「睡眠不足」(58.9%)が最も多く、「仕事のストレス」(45.1%)、「対人関係のストレス」(39.5%)が続いた。「スマートフォンの使用」(35.9%)、「パソコンの使用」(23.4%)や、「運動不足」(32.9%)という声も多かった。

  • 脳疲労の原因は何だと思いますか

日常生活でストレスを感じることはあるか尋ねると、76.4%が「非常に感じる」「感じる」「どちらかというと感じる」と答えた。

睡眠時間について聞くと、「7時間」(20.6%)が最も多く、「6時間」(20.4%)、「6時間30分」(12.8%)と続き、半数以上は6~7時間の睡眠時間を確保していることがわかった。しかし5人に1人以上は、5時間半以下の睡眠しか取れていないことも明らかとなった。

  • 日々の睡眠時間の平均

睡眠の質に満足しているか尋ねたところ、58.6%が「満足していない」「どちらかというと満足していない」と答えた。睡眠に満足していない理由は、「熟睡できない」(58.0%)が最も多く、「夜中に目覚めてしまう」(48.5%)、「寝つきが悪い」(45.4%)と続いた。

  • 睡眠の質に満足していない理由

ストレスと睡眠、脳疲労の関連性を探ると、日常生活でストレスを感じている人ほど、睡眠の質に満足していない人が多い結果となった。また、睡眠の質に満足していない人や日常生活でストレスを感じている人ほど、脳疲労を感じやすい傾向にあることもわかった。

  • 睡眠の質と脳疲労

日常生活で、記憶力の衰えを感じることはあるか尋ねたところ、15.0%が「よく感じる」、48.8%が「たまに感じる」と答え、合わせるとを6割以上が、記憶力の衰えを感じていると答えた。脳疲労と記憶力で関連性があるのか調べたところ、脳疲労を感じる人は、全体と比べると記憶力の衰えを感じている人が多い傾向にあった。

  • 【日常生活で脳の疲労を感じる人】日常生活で、記憶力の衰えを感じることはありますか

脳疲労を感じた時、それを改善・軽減するために何をしているか尋ねたところ、「睡眠時間をとる」(59.9%)という回答が最も多かった。以下、「ストレスをなくす」(27.0%)、「健康的な食事をとる」(26.0%)、「趣味など自分が楽しいと思うことをする」(24.0%)と続いている。

  • 脳疲労を感じた時、それを改善・軽減するために何をしていますか