ジンジブは11月9日 、「理想の将来像」に関する調査結果を発表した。調査は10月3日~11日、同社が東京・大阪・名古屋・福岡で開催した高校新卒研修プログラム「ROOKIE’S CLUB」にて、18歳〜20歳の高卒新社会人140名に対しアンケート用紙を配布・回収した。

  • 10年後の理想の働き方

    10年後の理想の働き方

10年後の理想の働き方について質問したところ、半数が「会社役員」(50.7%)と回答。次いで「サラリーマン」(14.3%)、「起業家(社長)」(8.6%)、「主婦(主夫)」(5.7%)、「公務員」(5%)と続いた。

そこで、「あなたにとって人生を豊かにするものは?(重要なものから順に3つ選択)」と聞くと、「家族」が1番多い結果に。しかしながら、2番目、3番目に重要の回答も含めると、「お金」が「家族」を48ポイント上回りトップに。次いで「夢」「恋愛」「趣味」と続き、「仕事」の回答は少数にとどまった。

  • 日本の将来は明るいと思いますか?

    日本の将来は明るいと思いますか?

次に、「日本の将来は明るいと思いますか?」と尋ねたところ、6割以上が「どちらともいえない」(61.4%)と回答していることから、将来の不透明さが伺える結果に。

「とても明るい」「明るい」と回答した15.7%の人に対し、その理由を尋ねたところ、「平和」(36.4%)、「働き方の変化」(18.2%)、「多様性の受容(性別・国籍など)」「コロナ後の景気回復」(ともに13.6%)が上位に。

一方、「暗い」「とても暗い」と回答した人(22.9%)に理由を聞くと、「税金・社会保険料の負担増」(71.9%)、「少子高齢化」(65.6%)、「政治家の不祥事」(59.4%)、「低迷する経済」(50%)と、上位5位までが5割を超えており、複数の要因で不安を抱えていることが分かった。

  • あなた自身の将来は明るいと思いますか?

    あなた自身の将来は明るいと思いますか?

続いて、自分自身の将来についても質問したところ、32.1%が「とても明るい」「明るい」と回答。理由を聞いたところ、「素敵な人に囲まれているから」(48.9%)、「打ち込める趣味があるから」(28.9%、)「仕事が楽しいから」(20%)、「健康だから」(17.8%)と、現在の生活の中でプライベートや仕事が充実していることから、将来が明るく感じられているよう。

一方、「暗い」「とても暗い」と回答した人(9.2%)は、「経済的に余裕がないから」「仕事が楽しくないから」「人間関係に悩みがあるから」「明確な夢や目標がなく漠然と生きているから」(いずれも30.8%)と、現在の仕事やプライベートでの悩みが、不透明な将来への不安に繋がっていることが分かった。

最後に、「最も憧れる将来像」を教えてもらったところ、「家族を大事にする」が最も多く30%。次いで「趣味・得意を仕事にする」(14.3%)、「趣味を極める」(13.6%)、「お金持ちになる」(12.1%)、「好きな場所(国・地域)に住む」(8.6%)と続いた。