東京・中目黒にある「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」では、11月11日より、ホリデーシーズンがスタートします。今年は、マスカルポーネを使った「メリークリーム」がのったドリンクや、ホリデーの風物詩であるイタリアの伝統菓子「パネトーネ」の新フレーバーなどが登場します。中でも注目の新作を紹介します。
今年のテーマは“Warm up Your Winter”
全国各地のスタバで盛り上がりを見せるホリデーシーズン。「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」でも、11月11日よりホリデーシーズンが始まります。ロースタリー東京のホリデーシーズンのテーマは“Warm up Your Winter”。クリスマス当日を迎えるまでの心躍る気持ちやホリデーのワクワク感、人と人との温かい繋がりを感じる体験を提供していくのだそうです。そんな新作を一足先に味わうことができたので、早速紹介していきます。
ホリデーの風物詩「パネトーネ」からインスパイアされた新作ドリンク
新登場となった2つのドリンクは、ロースタリーホリデーの風物詩であるプリンチの「パネトーネ」から発想を得たものなのだそう。「パネトーネ」に添えられているマスカルポーネチーズを使った濃厚な味わいとリッチな舌触りの「メリークリーム」がたっぷりとトッピングされていました。
「バレルエイジド メリー クリーム コーヒー」
バーボンウイスキーの樽の中で熟成させたコーヒー豆を使ったコールドブリューコーヒーに、「メリークリーム」をのせた「バレルエイジド メリー クリーム コーヒー」からは、芳醇な香りが漂います。コーヒーとウイスキーの組み合わせは程よい苦味と、ドライフルーツを食べているようなフルーティーさが加わり大人な味わい。固めに作られた「メリークリーム」はゆっくりと溶けていくので、少しずつ口当たりや味わいが変化していきます。
そのまま飲んでみたり、クリームだけをスプーンですくってみたり、混ぜてみたりと、さまざまな味わい方を楽しめる一杯です。
「ジョイフルメドレー メリー クリーム ティー ラテ」
スタバのホリデーシーズンの風物詩である「ジョイフルメドレー」を使用したメニューがロースタリー東京でも味わうことができます。「ジョイフルメドレー フルリーフ」にラム酒風味レーズンソースを合わせたティーラテに、マスカルポーネクリームとアプリコットジャムを合わせたものをのせた、スタバのホリデーがぎゅっと詰まったドリンクです。
甘酸っぱさとまろやかさが絶妙なバランスのクリームから、華やかな味わいの「ジョイフルメドレー」が合わさり、ほっと一息つくような優しい味わいが広がります。マスカルポーネとアプリコットジャムが合わさったクリームは、スプーンですくって単体で味わってみても絶品。デザートがトッピングされているかのような贅沢感があります。混ぜて飲んでみると、底にあったラム酒風味レーズンソースの優しい甘酸っぱさがよりリッチさを演出します。
どちらのドリンクも飲むだけで優しくなれるような、幸せな気持ちになれる味わいなので、ドリンクを片手に家族や大切な人とのんびりしながら過ごすのにぴったりです。
「パネトーネ」から初の新フレーバーが登場
イタリアの伝統菓子でプリンチのホリデーの定番となった「パネトーネ」が今年も登場します。「パネトーネ」とは、生地にフルーツを刻んだものを混ぜ込んで焼き上げた、甘く柔らかなドーム型の大きなお菓子のこと。保存期間が長く、イタリアではクリスマス前から放射線状にカットして食べていく、シュトーレンのような存在です。
今年のホリデーは、定番の「パネトーネ クラッシコ」に加え、初の新フレーバー「パネトーネ チョコラート マローネ」が登場。また、店内ではより身近に感じられるようスライスした「パネトーネ フェッタ」も販売されます。
「パネトーネ フェッタ クラッシコ」
イタリア本国からレシピを受け継ぎ、昔ながらの伝統的な製法で作られているという「パネトーネ」は、天然酵母パネトーネ種によって生み出される、しっとりとろけるような口溶けが特徴で、生地に混ぜ込んだオレンジピールとサルタナレーズンによるフルーティーな甘みがアクセントとなっています。
筆者は初めて「パネトーネ」を食べたのですが、しっとりとしていてフワッととろけるような、今までにない口当たり。周りはサクサクと歯応えがあり、食べる箇所によって食感が異なります。バターや卵の優しい甘さに、フルーツの凝縮された甘さが織りなすハーモニーは絶品です。マスカルポーネクリームをつけて食べてみると、チーズのコクが加わり、さらにまろやかに。時間を忘れていつまでも味わっていたくなるような口溶けでした。
「パネトーネ フェッタ チョコラート マローネ」
定番の「パネトーネ クラッシコ」をベースに、生地にビターなチョコレートチップ、マロン、ヘーゼルナッツを合わせ、チョコレートチップ、パールシュガー、ヘーゼルナッツをトッピングしたプリンチ初の新フレーバーです。
ザクザクとした食感が加わり、ビターなチョコレートとラム酒が加わったことで、定番とは異なる深みやコクを堪能できます。ごろっと入った渋栗からは、ホクホクとした食感と優しい甘みがしっかりと感じられます。コーヒーと合わせるだけでなく、イタリアンワインなどのお酒とのマリアージュも楽しめるような大人な味わいでした。
紅茶のエスプレッソを使ったホットカクテルも
コーヒーを注いだカップの上に角砂糖をのせたスプーンを置き、角砂糖にブランデーを染み込ませて点火し、火が消え角砂糖が溶けたらコーヒーに混ぜて飲むという“カフェロワイヤル”をイメージしたカクテルが登場しました。コーヒーではなく、ゴールデンモンキーという紅茶のエスプレッソを使用し、角砂糖ビターズを垂らし着火後のほのかな苦味を再現しているのだそうです。
角砂糖を溶かして実際に飲んでみると、香り高いミルクティーが口の中に広がります。口に含んだ時はバニラシロップとミルクのコクと甘みが強く、アルコールが入っていることを忘れてしまいますが、徐々にブランデーの香りとほんのりとした苦味が現れます。飲んでいると次第に体が温まるので、テラス席に出て景色を眺めながら飲むのも良さそう。ホットワインのように心が落ち着く味わいなので、リラックスや何かの余韻に浸りたい時にオススメのカクテルです。
ロースタリー東京でも始まったホリデーシーズン。今回紹介した5商品以外にも、ホリデーを感じられるドリンクやフードも登場します。フードに関しては、ロースタリー東京以外の一部の店舗でも販売されるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
「メリークリーム」がのったドリンクも「パネトーネ」も、どれも心が温かくなるような、幸せな気持ちを誰かに共有したくなるものばかりでした。今年のホリデーシーズンは日々の忙しなさを忘れて、温もりを感じながらゆっくりと大切な人と過ごしてみるのも良いかもしれません。