ラトックシステムは11月10日、USB Type-Cケーブル1本で様々な機器に接続できるアダプター2種を発表した。

発売製品は、ベーシックモデルの「USB Type-C ギガビット対応LANアダプター(PD対応・30cmケーブル)」(型番:RS-UCLAN-PD)と、マルチモデル「USB Type-C マルチアダプター(PD対応・30cmケーブル)」(型番:RS-UCHD-PHL3)の2つ。

価格はRS-UCLAN-PDが6,050円、RS-UCHD-PHL3が8,580円。

  • 左:RS-UCLAN-PD、右:RS-UCHD-PHL3

「RS-UCLAN-PD」は、USB Type-Cポート搭載の対応機器に接続し、給電しながら有線LANを使用できるアダプター。1000BASE-T(1GbE)に対応する。PD 3.0(Power Delivery 3.0)対応ポートを搭載し、最大100WでPCに給電しながら使用できる。

ケーブルは約30cmで、ゆったりとした配線が可能。PCスタンドを併用した場合でも、コネクタに負荷がかかりにくい形で設置できるとする。本体をデスクなどに固定できるマグネットが付属する。

  • 「RS-UCLAN-PD」はUSB Type-Cポートに接続し、給電しながら有線LANを使用可能

「RS-UCHD-PHL3」はLANポート(1000BASE-T対応)に加え、USB Type-Aポート×3基と4K30Hz対応のHDMIポート×1基を搭載したマルチモデル。

マウス、キーボード、USBメモリー、ディスプレイといった複数のUSB機器を1つにまとめられる。DisplayPort オルタネート(DP Alt)に対応したPCなら、HDMI出力でディスプレイやプロジェクターに画面を映し出せ、マルチディスプレイ(ミラーモード/拡張モード)を手軽に実現できる。

  • 「RS-UCHD-PHL3」はLANポートに加え、USB Type-Aポート×3と4K30Hz対応のHDMIポート×1を搭載

「RS-UCLAN-PD」の主な仕様は、本体サイズがW59×D46.5×H15.5㎜(ケーブル部を除く)、ケーブル長が約30cm、重さが約48g。LANポートの対応プロトコルはIPv4、IPv6。対応機器は、USB Type-Cポートを装備したWindows PC、Mac、Nintendo Switch、iPad、Chromebook。

「RS-UCHD-PHL3」の主な仕様は、本体サイズがW121.5×D46.5×H15.5㎜(ケーブル部を除く)、ケーブル長が約30cm、重さが約85g。

USBハブ機能は、インタフェースがUSB 3.2 Gen1 Type-Aポート×3で、供給可能電流は最大900mA(各ポート)。対応機器は、映像出力対応のUSB Type-Cポートを装備したWindows PC、Mac、iPad、Chromebook。

対応OSは、「RS-UCLAN-PD」「RS-UCHD-PHL3」ともにWindows 11/10、macOS Monterey/Big Sur/Catalina(10.15)、iPad OS 15、Chrome OS。