マイナビは11月10日、「2022年10月度 正社員求人掲載数・応募数推移レポート」を発表した。
同調査は、総合転職情報サイト『マイナビ転職』に掲載された求人の「掲載数」「応募数」を、雇用形態が正社員以外のデータを除き調査したもの。調査期間は、2022年10月1日~10月31日だった。
2022年10月の掲載数は、2018年平均を100%とすると144.6%で、前月から0.2ポイント減少した。前年同月の掲載数と比較すると101.9%。応募数は2018年平均比97.5%で、前月から0.5ポイント増加した。
9月までは企業の採用意欲の高まりが顕著にみられていたが、10月は前年同月と同程度に落ち着いた。求職者には引き続き慎重な姿勢がみられる。
業種別の掲載数について、前月比が最も高かったのは「商社」で113.9%、前年同月比が最も高かったのは「サービス・レジャー」で122.3%となった。
業種別の応募数について、前月比が最も高かったのは「公的機関・その他」で126.2%、前年同月比が最も高かったのは 「サービス・レジャー」で102.8%となった。コロナの影響が強かった「サービス・レジャー」の人材流動が活発になっていることがうかがえる。
職種別の掲載数について、 前月比が最も高かったのは「美容・ブライダル・ホテル・交通」で138.6%、前年同月比が最も高かったのは「美容・ブライダル・ホテル・交通」で194.4%となった。
職種別の応募数については、 前月比が最も高かったのは「公共サービス」で132.9%、前年同月比が最も高かったのは「美容・ブライダル・ホテル・交通」で181.6%となった。職種別でみても、コロナの影響が強かった「美容・ブライダル・ホテル・交通」が掲載数応募数ともに上位となっている。