ソフトバンクは11月10日、海外渡航中もApple Watchのモバイル通信を利用できるようにする国際ローミングサービスの提供を開始した。対象となるのは、Apple Watch Series 5/6/7/8、Apple Watch NIKE Series 6/7、Apple Watch SE(第1/第2世代)、Apple Watch Nike SE、Apple watch Ultraの各モデル。

  • Apple Watch

    watchOS 9をインストールしたApple Watch

海外での利用にあたっては、iPhoneの「世界対応ケータイ」への加入と、「Apple Watch モバイル通信サービス」への加入が必要。また、Apple WatchのwatchOS 9.1へのバージョンアップも必須となる。

国際ローミングにより利用できるのは音声通話とデータ通信で、料金は日本向け/アメリカ向けの音声通話発信は無料、その他の国向けは210円/分で、親回線の利用として計算される。データ通信は無料。アメリカ・ハワイでは、「アメリカ放題」のサービスも利用可能となっている。

11月10日時点での対象国・地域とそれぞれの国・地域での対象事業者は下表のとおり。

対象国・地域 対象事業者
カンボジア Smart Axiata
スリランカ DIALOG
タイ AIS、True Move H
韓国 SK Telecom
香港 CSL
台湾 Taiwan Mobile
アメリカ AT&T、Verizon Wireless、T-Mobile USA
アラスカ AT&T、Verizon Wireless
ハワイ AT&T、Verizon Wireless、T-Mobile USA
バージン諸島(アメリカ領) AT&T、T-Mobile USA
プエルトリコ AT&T、T-Mobile USA

なお、海外でApple Watchを使用する場合、自動的に接続先の海外事業者が選択されるため、利用者の操作で事業者を選択/変更することはできない。また、技術的な要因などにより、一部の海外事業者が提供する通信サービスを利用することができたに場合があるという。