ヒューマンリソシアは11月8日、「テレワーク(在宅ワーク)に関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査は8月23日~25日、派遣社員1,000名を対象にインターネットで実施した。
週に1日以上テレワークを実施する派遣社員500名に、テレワークの継続期間を尋ねたところ、「2年~3年未満」(39.0%)が最も多かった。テレワークを行った経緯は「会社からの指示でテレワークを実施した」(83.8%)が、圧倒的に多くなっている。
テレワークでの業務効率について聞くと、56.4%が「良くなったと思う」「やや良くなったと思う」と回答した。「変わらない」(32.2%)を含めると、88.6%が業務の効率を維持できていることがわかった。
業務効率が上がった理由について尋ねると、「移動時間が減ったから」(83.0%)が最も多く、「業務に集中できるから」(60.6%)、「ワークライフバランスが取れるようになったから」(45.4%)と続いた。
テレワークによる仕事のモチベーションの変化について聞くと、63.0%が「上がった」「やや上がった」と回答している。
今の仕事が好きか尋ねると、テレワーク実施者は59.6%が今の仕事が「好き」「やや好き」と回答した。一方、未実施者で「好き」「やや好き」と回答したのは53.2%で、テレワーク実施者の方が6.4ポイント上回っている。
テレワークのメリットを尋ねたところ、最も多いのは「人間関係や通勤のストレスが減る」(59.6%)だった。次いで、「プライベートの時間が充実する」(56.5%)となっている。どの項目もテレワーク実施者が多く回答しており、そのメリットを実感していることがわかった。
「テレワークで人間関係や通勤のストレスが減らせる」「テレワークでプライベートの時間が充実できる」「テレワークで家事と両立できる」「テレワークで業務効率が良くなる」「テレワークで育児と両立できる」のであれば、雇用形態にはこだわらないとおよそ半数が回答しており、テレワークできるなら、何かしらと引き換えにしても良いと感じる人が8割以上いることがわかった。