アイ・オー・データ機器は11月9日、すでに販売中の31.5型4K液晶ディスプレイ「LCD-M4K321XVB」に、同じディスプレイ4台で1枚の4K映像を大きく表示する「簡易ディスプレイウォール機能」をファームウェアのアップデートで追加すると発表した。11月8日よりファームウェアの提供を開始している。
簡易ディスプレイウォール機能は、LCD-M4K321XVBに入力された映像をHDMI分配器を使って分割出力し、ディスプレイ×4台(4画面)で1枚の映像を表示する機能。画面が4倍の大きさとなるため、デジタルサイネージとして効果的に使える。画像を拡大して表示するため、4K(3,840×2,160ドット)信号を入力した場合、1枚のディスプレイに表示する画質はフルHD(1,920×1,080ドット)相当になる。
加えて、スマートフォンの映像を縦に表示する機能も搭載。液晶画面を縦にすることで、画面全体にスマホの映像を表示できるようになった。
これらの新機能を使うにはファームウェアのアップデートが必要。適用後はバージョン1.05となる。
「LCD-M4K321XVB」は、視野角の広いVA液晶パネルを採用する31.5型4K液晶ディスプレイ。色域はDCI-P3 95%をカバーし、映画などのコンテンツをよりリアルに表示するHDR 10に対応。低解像度の映像をくっきり表示する「超解像技術」なども導入している。直販価格は72,380円。