米Garminは11月8日(現地時間)、アナログ時計とスマートウォッチを融合させたアウトドア向けタフネスGPSウォッチ「Instinct Crossover」を発売した。価格はベースモデルが499.99ドルから、ソーラー充電機能を備えたモデルが549.99ドルからとなっている。
Instinctシリーズのタフな構造と直感的な操作性に、スーパールミノバ(外部の光を蓄えて発光)でコーティングしたアナログ針とチャプターリングと組み合わせた。防水等級は10ATM。アウトドアアクティビティで激しい衝撃が加わっても自動補正を行って常に正確な時刻を表示するアナログ針技術「RevoDrive」を搭載する。
アナログ針は176×176ピクセルのデジタルディスプレイの上に配置されており、スマートウォッチ機能の情報やデータを表示する際には、ディスプレイ表示の邪魔にならない位置に自動的に針が動く。例えば、通知の表示では針が真横になって罫線のようになり、天気(数時間の変化)のような縦に情報が表示されるウイジェットでは針も縦(6時の状態)になる。またアナログ針とデジタルのハイブリッド表示もあり、歩数計では歩いた歩数をデジタルで表示し、針でその日の目標までの進捗度合いを示す。
ストレスレベルや心拍数、Body Batteryといった健康指標を記録するヘルスモニタリング機能、睡眠スコアと睡眠モニタリング、血中酸素トラッキング、最大酸素摂取量など、Garminのウェルネス機能一式を搭載している。また、おすすめワークアウト、リカバリータイム、フィットネス年齢などフィットネス向け機能も充実している。
トラッキング機能は、GPS、GLONASS、GalileoなどマルチGNSSをサポート。ABCセンサー、出発点に戻るために同じルートをナビゲートするトラックバックルーティング、車の駐車位置など既知の場所を把握するリファレンスポイントなどの機能を備える。
ソーラー充電機能を備えるモデルでは、バッテリー節約モードを利用することで、時刻、日付、ストップウォッチといったアナログ時計の機能を継続的に利用できる。ソーラー充電を使用したスマートウォッチモードのバッテリー駆動時間は最大70日間。GPSモードは最大31時間、バッテリー最長GPSモードで最大533時間。ソーラー充電機能を備えないベースモデルのバッテリー駆動時間は、バッテリー節約モードで最大71日間、スマートウォッチモードで最大28日間、GPSモードで最大25時間、バッテリー最長GPSモードで最大111時間となっている。