REVISIOは11月7日、2022年度上半期に視聴者を惹きつけた「企業CMランキング」の結果を発表した。対象CMは、2022年4月4日~10月3日の約6カ月の間に初回放送があり、関東で300GRP(延べ視聴率)以上のCM出稿があった全企業の企業CM。
同社では、視聴者がテレビに視線を向けたかどうかがわかる人体認識搭載の調査機器を調査協力世帯に設置している。それにより視聴者が興味を持って見たテレビのコンテンツを探り出すことが可能になるとのこと。この独自データの中で、テレビを点けていて、かつテレビ画面を見ている人の割合を注視含有として算出し、CM単位で集計した「企業CMランキングTOP30」を作成した。
1位には、吉高由里子さんが出演したサントリー「人生には、飲食店がいる。人と」篇が選ばれた。同CMは、企業として「第75回広告電通賞」の総合賞を受賞している。フィルム広告部門最高賞を獲得したCMの「人生には、飲食店がいる。『不思議な場所』」篇と合わせ、「人生には、飲食店がいる。人と」もSNSなどで話題になったCMでもある。
2位には、アマゾンジャパン「見つけてほしい日本が、あります。 その3」篇、3位には、トラスコ中山「ロジスティクス ワンダーランド」篇、4位には、市川紗椰さんが出演した日本情報産業「ITと、人生してる 2021」篇、5位には、日本生命「幸せを長く」篇が選ばれた。
上位30位を見ると、住宅・建設カテゴリが保険カテゴリと並んで最も多く、5CMがランクインした。住宅・建設・建材のカテゴリについては、在宅も増え、住宅や住環境への興味関心が高まりニーズが増加した背景から、視聴者も注目したと考えられるという。
保険カテゴリについても、住宅・建設カテゴリと同く5CMがランクイン。東京海上日動は2つのCMがランクインした。住宅・建設カテゴリと保険カテゴリに次いで、BtoB向けのサービスを提供している企業のCMも目立っている。