PlayStation 5(PS5)/PlayStation 4(PS4)用ソフトウェア『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』が2022年11月9日に発売される。
同作では、ゲーム本編のみの「スタンダードエディション」(PS4版が7,590円、PS5版が8,690円)のほか、「デジタルデラックスエディション」(9,790円)と「コレクターズエディション」(24,200円)「ヨトゥンエディション」(31,350円)をラインアップする。
「デジタルデラックスエディション」は、本編プロダクトコード、ダークデールの鎧、ダークデールの装具(コスメティック)、ダークデールの柄頭(斧)、ダークデールの柄頭(刃)、デジタルアートブック(Dark Horse社制作)、公式デジタルサウンドトラック、PS4およびPS5用PSNアバターセットを同梱する。
「コレクターズエディション」は、デジタルデラックスエディションの内容に加え、知識の番人の祭壇、ミョルニルのレプリカ(約40cm)、スチールブックディスプレイケース、ドワーフのサイコロセット、ヴァン神族の双子の彫像(約5cm)を同梱する。
さらに「ヨトゥンエディション」は、コレクターズエディションの内容に加え、ピンバッジセット(ハヤブサ、熊、狼)、伝説のドラウプニルの指輪、ユグドラシルの布製地図、7インチレコードを同梱する。
今回、なんと、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から「ヨトゥンエディション」のサンプルをいただいたので、さっそく開封してみた。
『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』は、2018年発売のアクションゲーム『ゴッド・オブ・ウォー』の続編。主人公のクレイトスとその息子アトレウスが、世界に終焉をもたらすとされるラグナロクが迫る中、答えを求めて神話の世界を旅する物語だ。ゲームについては、別記事【不器用な父と子の成長に心動かされる 『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』レビュー】を参照してほしい。
今回紹介する「ヨトゥンエディション」は、ゲーム本編に加え、さまざまなアイテムが付属する超豪華版。本作で敵として登場する雷神トールの武器「ミョルニル」のレプリカや、物語後半に手に入るクレイトス第3の武器「ドラウプニルの指輪」など、ゲームに縁のあるアイテムにはテンションが上がること間違いなしだ。
中でも、箱のギミックに驚かされた。「知識の番人の祭壇」を模したボックスは、ゲームと同様に開き、そして、中央の壁画部分は外せるようになっている。壁画に描かれている巨人グローアが予見したラグナロクのデザインもみごと。「知識の番人の祭壇」中央の壁画部分の中には、ベアー・マクリアリー作曲の楽曲を収録した「7インチレコード」が隠されており、開封時のワクワク感をより高めてくれた。
中央の壁画部分を取り外したら、巨大なミョルニルのハンマーが姿を現す。実際に手に取ってみると、思いのほかずっしりとしていて、細部までかなり丁寧に作られた装飾には目を奪われた。グリップ感も良好で、かなりのクオリティの高さだ。
あまりの完成度ゆえ、つい振り回してみたくなるが、ここは九界ではなく法治国家日本。ゲームのようにバイオレンスなアクションはご法度である。どんなに仕事でストレスを溜めても、決してスパルタン・レイジを発動してはならない。
だが正直、3日に1回くらいの頻度でスパルタン・レイジのゲージはマックスになっているので、クレイトスのごとく、「ウォォォーーーーーーーーーー!!」と野太い雄たけびを上げながら、会社にあるありとあらゆるものを破壊したい衝動に駆られている。今のところ、なんとかグッと堪え、怒りのベクトルをキーボードに向けることに成功しているが、いつ我を忘れて熊のように暴れまわってしまうかわからない。
そこで、あえてミョルニルを目の届く位置に置いておくことにした。きっと理不尽な出来事に遭遇しても、「大丈夫。自分にはミョルニルがある」という圧倒的優位さが、心理的余裕を生み出せるはずだ。
ミョルニルをはじめ、「ヨトゥンエディション」に同梱されていたアイテムはどれもクオリティが高く、ファンの所有欲をしっかり満たしてくれそうなものばかり。これらを手にすれば、きっとゲームへの没入度も高まること間違いなしだ。