JR西日本イノベーションズと日本旅行は、「空飛ぶクルマ」の社会受容性向上に向け、ヘリコプターを用いた旅行商品造成などの取組みで協力していくと発表した。将来的な「空飛ぶクルマ」でのクルーズ飛行をイメージした旅行商品の造成を積極的に行い、快適で安全な空の旅を提供する。
「空飛ぶクルマ」は電動垂直離着陸機の一般名で、電動モータで複数の回転翼を回転させ、垂直離着陸できる小型航空機を指す。JR西日本イノベーションズは、2025年の大阪・関西万博をひとつのマイルストーンとして、JR西日本グループのアセットの活用および企業や自治体との連携により、さまざまな検証を実施し、次世代モビリティである「空飛ぶクルマ」のサービス構築と、より利便性の高い交通サービスの提供をめざしている。
これに先立ち、日本旅行は「赤い風船50周年特別企画」として、11月11・12日の出発日で大阪八尾空港から淡路島までヘリコプターを用いた旅行商品「世界文化遺産 仁徳天皇陵を空から眺める大阪・淡路島2日間」を発売(現在は販売終了)。両社の取組みを通じ、「空飛ぶクルマ」が未来において重要な交通手段となるよう、社会的な認知度と受容性の向上を図るとしている。