メルカリは11月8日、Fintech領域の事業戦略発表会を開催した。クレジットカード「メルカード」の提供開始が発表されたほか、フリマアプリ「メルカリ」の中で暗号資産を購入できる新機能の計画が明かされた。
2023年春をめどに、メルカリのアプリ内で暗号資産を購入できる機能を提供する。取り扱う暗号通貨としては、まずは知名度の高いビットコインを予定しているという。メルカリの本人確認(eKYC)を完了しているユーザーなら、最短1分で申し込める仕様を目指して開発中だ。また、メルカリで不用品を売って得た売上金をビットコインの購入費用に充てることもできる。
厳密にはメルカリそのものでビットコインを扱うわけではなく、暗号資産事業を担当する100%子会社のメルコイン(2021年4月設立)が提供主体となり、累計利用者約4,800万人という大きなユーザー基盤を持つメルカリから、メルコインの暗号資産取引口座の開設手続きへとスムーズに誘導する建て付けとなる。