俳優の磯村勇斗が6日、東京・渋谷のSHIBUYA TSUTAYAで写真集『PASSAGE』(発売中 4,400円税込 東京ニュース通信社刊)の発売記念イベントを行った。
大作映画からインディペンデント、アート作品まで幅広い分野に出演し、2022年には映画『ヤクザと家族The Family』と『劇場版 きのう何食べた?』(共に2021年公開)で第45回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した磯村勇斗。今年9月には30歳の節目を迎え、今回最新の写真集をリリース。撮影は世界的フォトグラファーのレスリー・キーが担当し、これまで見せたことがない磯村の魅力を凝縮した1冊となっている。
5年間という長い期間、レスリー・キーに撮影してもらった写真が掲載されている同写真集。磯村は「レスリーさんが切り取る写真がすごく好きで、この5年間レスリーさんに沢山撮っていただいて大満足の1冊になりました。5年間の成長を見れる写真集になっているので非常に満足です」と笑顔を見せた。
レスリー・キーとの5年にわたる撮影期間で印象に残ったこととして「どれも印象的でしたが、特にホテルの浴室で撮影した写真は浴室にパーっと行って躍動的に撮ったりベッドで騒ぐなど、2人とも童心に戻って写真を撮ったのでとても印象的でしたね」とエピソードを明かした。
続けて「レスリーさんは撮られる側の眠っているエネルギーを引き出してくれます。愛情深いところがとても魅力的です。写真を獲られることが本当に苦手なんですけどレスリーさんは特別。フォトグラファーなんですけど監督みたいなところがあるので、映画を撮っているような気分でした」とこの日駆けつけてくれたレスリー・キーを感謝しきりだった。
今年も残り2カ月を切ったということで、今年1年を振り返り、「僕にとっては映画の年になりました。初めての主演映画がありましたし、受賞もさせていただいたので、ようやく映画界に足を踏み入れられました」と充実感をにじませ、「ここから映画を盛り上げる一員になりたいですね」と意欲を見せた。また、今後の抱負として「30歳になり、これから40歳に向けての10年間は楽しみなので、色んな枠にとらわれずエネルギッシュでアグレシッブにトライしていきたいです」と前向きだった。