子育てで学ぶこと、感じること。「ほどよい田舎でくらす、子どもを育てる」

今回は東京からUターン移住した私が感じる、ほどよい田舎での生活についてのお話です。私の故郷はちょっとした辺境で、町に駅はなく最寄りの駅まで車で15分ほどかかります。関東平野に田園風景が広がり、その先には秩父連邦が軒を連ね、天気がよければ富士山も見えます。東京には少し遠いですがギリギリ通勤圏内。大学生のときは私も都内まで通っていました。

大学を卒業してから34才まで、10年ちょっと東京で一人暮らしをして、出産を機に田舎に戻りました。東京が大好きだったので、退屈にならないか不安でしたが、意外にも「田舎暮らし」が私にはとても合っているようです。

遮る建物がなく思いっきり太陽を浴びて、写真を撮りたくなるような夕日を拝んで、全身で風を感じて、触りたい時に土を触って…。春夏秋冬しっかりと四季を感じるようになり、それが今とても心地よいのです。庭や畑で無邪気に遊びまわる子どもたちを見ているだけで癒されるし、保育園の帰り道に夕日がキレイだねと話すことに幸せを感じる毎日。こんな些細なことに日々が癒されるなんて、思いもよらないことでした。