俳優の山田裕貴が、フジテレビ系ドラマ『女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~』(来年1月スタート、毎週月曜21:00~)に出演することが7日、明らかになった。
未来の法曹界を担う若者たちが通うロースクール(法科大学院)を舞台に、裁判官で実務家教員の主人公・柊木雫(北川景子)と彼女を取り巻く人々が自身の価値観をぶつけ合いながら、法曹界のあり方を問う同ドラマ。山田が演じるのは、東大法学部在学中に司法試験をパスした天才で、青南大学法科大学院の研究家教員にして法律の判例オタクという変わり者・藍井仁だ。
柊木雫とは性格も教師としての指導方法も完全に真逆。そんな藍井と柊木が時にはぶつかり合いながらも切磋琢磨し、模擬裁判や授業を通じて学生たちに法の教科書には載っていない気づきを与えていく。
NHK朝ドラ『ちむどんどん』に続き、教員役を演じる山田は、これが月9ドラマ初レギュラー。来年放送予定のNHK大河ドラマ『どうする家康』では、北川と共演予定となっている。
コメントは、以下の通り。
■山田裕貴
――今作の出演が決まった際の心境をお聞かせください
「素直に“すごい、月9だ!”という感想でした(笑)。まさか、自分の人生が月9に出演できる道のりになるとは想像していなかったので、単純に“わぁ、すごい!”という思いが強かったです。『プライド』、『HERO』などいろいろな作品を、子供のころからよく見ていました。最近の作品では、吉沢亮くんが出ているなぁとか、自分と同年代の人たちが主演として出始めているイメージ。ただ逆に、どんな枠だろうと、どの場所でも自分がやることは変わりません。自分が今までやって来たことを、今回もしっかりとできればいいなと思っています」
――オリジナルドラマとなりますが台本や自身の役に関する印象は?
「ロースクールの学生たちがそれぞれ思いを抱えながら司法試験という難関に立ち向かっていく姿や、世の中のどれが真実で、どれが偽物なのか?と疑う目を持った方がいいというメッセージもドラマを通して考えていただけるのではないでしょうか。藍井という役については、衣装やメイクによって、どんな人物なのか徐々にわかってくるんじゃないかと思っていたんです。逆に言うと、台本だけだとどのようにもなれる。カッチリしたスーツを着た格好良いスタイリッシュなキャラクターでもいけるし、ラフなスタイルでもいける…(人物の細かい方向性を)メチャクチャ任されているなと(笑)。藍井はクセが強目には見えますが…とにかく学生たちは試験に合格しないと時間や費やしたお金がもったいないと考える男。法律を活かせない職業に就くなら今の時間は無駄、だから司法試験に合格しろ、勉強しろ…ただ、それだけなんです。でも僕は、できない学生への厳しさ、切り捨ててしまう藍井の姿も、逆に愛情に見えればいいなと思っています」
――視聴者へメッセージ
「今作はただの教員、学生が登場する学園ドラマではありません。女神と書いて“テミス”と読むのも新しいですし、サブタイトルで“青春白書”と付いていますが、ただの青さや春っぽさではなく、厳しさやつらさ、人間が生きていくことの大変さを法律に絡めて見せていくドラマなので是非楽しんでいただきたいです。登場人物たちと同じような悩み、苦しみ、つらさを抱えた方たちには、みんな一緒だと感じていただけたらうれしいです」
■野田悠介プロデューサー
「藍井仁は司法試験の合格率を上げるため、柊木とは真逆の指導法で徹底的に学生に対して受験勉強ハウツーのような講義を展開していきます。その講義の緊張感は息苦しさも感じるほどだと思います。そんな厳しさを兼ね備え、自分のやるべきことを徹底的に貫く人物を山田裕貴さんにお願いさせていただきました。山田裕貴さんは役柄に完全に入り込みキャラクターを構築してくれる本当にすてきなお芝居をされると思っていて、今回ご一緒できて本当にうれしいです。学園ドラマをはじめ色々な教師・教員がドラマの中で登場したと思いますが、その中でもかつて見たことのないキャラクターを山田裕貴さんが構築してくださっているので、ぜひ、楽しみにして下さい!」
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