コルグは、同社とノリタケ伊勢電子の共同開発による新真空管「Nutube」を使用した組立式のコンプレッション・ペダル「Nu:tekt TR-S」を発表した。2022年11月の発売を予定しているが、価格は未定。

  • 新真空管「Nutube」を使用した組立式のコンプレッション・ペダル「Nu:tekt TR-S」

「Nu:tekt TR-S」は、コルグとノリタケ伊勢電子の共同開発による新真空管「Nutube」を搭載した組立式のコンプレッション・ペダル。真空管パワーアンプの挙動である SAG(コンプ感)を再現するという。パネル上の4つのコントロール・ノブに加え、筐体天面のカバーの中に3つのトリマー・ツマミを搭載。トリマー・ツマミで、さらに音作りを追い込むことができる。真空管のようなコンプレッション効果が得られるため、ギター以外の楽器にも使用可能できる。

「Nu:tekt」シリーズは組立式となっていて、本製品もユーザーが自分で組立てるようになっている。ただし、ハンダ付けは不要で、必要なツールは付属する。回路図も公開しており、自作エフェクター愛好家にもNutubeの新しい使い方を提案していくとのことだ。

  • 組立用の工具(左上)、本体(右上)、ステッカー

電源は9V形アルカリ乾電池またはDC 9VのACアダプターで供給する(ともに別売)。サイズはW122xH55xD96mmで、質量は340g(電池含まず)。本体のほか、前述の組立用のツール、取扱説明書、コルグの監査役である三枝文夫氏の似顔絵をモチーフにしたステッカーが付属する。