11月11日に発売日が迫った「セイコー アストロン NEXTERシリーズ」の大谷翔平選手 2022限定モデル(SBXC125)。その実機を体験する機会があったので、実機写真とともにお届けしよう。限定数は大谷選手の背番号にちなんだ1,700本で、価格は308,000円。
世界で活躍する大谷選手のヒロイックなイメージを凝縮
SBXC125は、米国メジャーリーグベースボール(MLB)のロサンゼルス・エンゼルスで活躍する大谷翔平選手をイメージしたコラボレーションモデルだ。2022年シーズンの大谷選手は、MLBで104年ぶりとなる「2桁勝利・2桁ホームラン」の偉業を打ち立てた。このとき大谷選手が着用していたビジターユニフォームをイメージソースにデザインされている。
GPSの電波を受信して時刻を合わせ、駆動はソーラーシステム。39タイムゾーンのワールドタイム機能(サマータイム対応)とデュアルタイム表示、パーペチュアルカレンダーといった機能を備える。そのほか概要は別記事「セイコーウオッチ、1,700本限定の大谷翔平選手モデルを11月発売」をご覧いただくとして、さっそく製品を見ていこう。
SBXC125の実機を腕に巻いて、まず感じるのは「存在感と重量のギャップ」だ。シルバーと濃いオレンジのツートンを濃紺のベゼルが引き締めるハイコントラストなデザインは、ケース径43.1×厚さ12.2mmという大柄なケースも相まって、腕もとでスポーティな印象を強く放つ。
その一方、全体重量はわずか105.0g。チタン製ならではの軽さは、装着時に大きな驚きを与えてくれる。それはあの大柄な身体を軽快に操って投打をこなす大谷選手のイメージにも通じる(余談だがチタンは肌に優しく、金属アレルギーの方でも着けられるのもいい)。
このギャップはある意味快感だ。偉大な記録を打ち立てた大谷選手のエネルギーが時計に宿って、自分を支えてくれるような、そんな気分になれる1本だ。