米バージニア州で現地時間10月30日に開催された自動車カーレース「NASCARカップ・シリーズ」にて、まるでミニ四駆のような現実離れした走りを見せたレーサーが登場し、ネットで「こんなのアリかよw」と注目を集めている。
UNBELIEVABLE!@RossChastain floors it along the wall to go from 10th to 5th and advance to the CHAMPIONSHIP! #NASCARPlayoffs pic.twitter.com/9qX3eq7T6h
— NASCAR on NBC (@NASCARonNBC) October 30, 2022
ミニ四駆とは、プラモ・模型メーカー・タミヤが発売している小型モーターを搭載した四輪駆動の自動車模型。スイッチを入れるとレーンを猛スピードで直進し、カーブはレーンの壁に沿わせて曲がるのだが、あろうことか実際のレースで、そんなミニ四駆のようにカーブを曲がってみせたのが、トラックハウスレーシングチームのロス・チャステイン選手。チャステイン選手は、レース最終ラップの第3コーナー付近から、アクセル全開で壁に車体を擦り付けながら猛スピードで駆け抜けている。まさにミニ四駆のような走行だ。
このミニ四駆のような壁走りのおかげで、一気に何台もの車両を抜き、5位で上位フィニッシュという結果となった。これによって、米アリゾナ州のフェニックスで行われる最終戦に進出が決まった。
ちなみに、このミニ四駆のような壁走りについて、チャステイン選手は幼少期に、ニンテンドーゲームキューブのゲーム「NASCAR 2005:Chase for the Cup」を兄弟でプレイしていたとき、覚えたテクニックだったそう。
ネット上では「伝説に残るレースだわ」「ゲームの裏技が現実にも使えるという事実に驚き。」「こんなのアリかよww」「いや、マジで壁走りする方が速かったのかw」などの声が寄せられた。