ライボは11月2日、「2022年 マスク着用基準の実態調査」の結果を発表した。調査は10月12日〜17日、1年以内~10年以上勤務している20〜50代の社会人1,011名を対象にインターネットで行われた。
脱マスク(マスク非着用)に対する賛否を問うと、72.7%が賛成派(「賛成」+「どちらかといえば賛成」)という結果に。男女別にみると、男性78.0%に対して女性66.1%と、脱マスク賛成派の回答は男性の方が11.9ポイント多く、また、年代別では50代が最多の78.8%だった。
賛成派からは、「訪日外国人が増加するので諸外国と足並みを揃えるべき」「毎日のことなのと物価高騰でマスクの費用もばかにならない」「同調意識が存在しているので、国の号令で一斉に外すのが理想」といった声が。
一方、反対派(27.3%)からは、「未だコロナ感染者による死者がいるから」「秋冬はインフルエンザ、春は花粉症があるのでつけたままでも良い」「外すには根拠になる説明が必要」といった意見があがった。
今後のマスク着用の意識について尋ねたところ、「国の号令があればそれに従う」(35.6%)が最多く、次いで「周囲の着用率に合わせる」(31.8%)、「個人の価値観で決めれば良い」(30.7%)という結果に。
そこで、2022年5月に厚生労働省が示した「マスク着用基準の認知度」を調べたところ、「存在も内容も知っている」は41.6%と半数に満たなかった一方で、現在見直されているマスク着用基準に対する注目度は、69.2%(「とても注目している」「注目している」「どちらかといえば注目している」の合算)と7割近くに達した。
マスク着脱に関する政府からの説明については、52.5%が「説明が(どちらかといえば)不十分」と回答。今後いつまでマスクを着用するかの基準について聞くと、「コロナが収束するまで」(42.7%)が最も多く、次いで「政府からの着用ルールに従っていく」(32.0%)、「コロナ関係なくマスクを着用し続ける」(18.3%)、「ワクチンを4回以上摂取するまで」(6.2%)と続いた。
今後もマスクを着用する理由を聞くと、「コロナ感染対策」(68.9%)がダントツに多く、次いで「見えない同調圧力があるから」(35.0%)、「すでにマナー化しているから」(32.2%)、「インフルエンザ感染対策」(31.0%)、「習慣化しているから」(28.3%)が上位となった。