世界淡水魚園水族館「アクア・トト ぎふ」(岐阜県各務原市)は11月2日、デンキウナギの放電に反応してクリスマスツリーの光り方が変わる展示を開始した。12月26日から館内1階エントランスに展示してあり、無料で見られる。

  • デンキウナギが発する電気でツリーのイルミネーションを光らせる

デンキウナギは、微弱な電流を放出してレーダーのように使ったり、強く放電して獲物を動けなくしてから捕食したりする魚。電圧は約600Vに達するという。

  • デンキウナギ

今回始まったのは、水槽内のデンキウナギが放電する特性を利用し、放電した電気でツリーのイルミネーションを点灯させる展示。

ツリーのイルミネーションは、別の電力を使って常時点灯しているが、デンキウナギが放電したときには、一段と明るく輝き、連動するスピーカーからは音が鳴る。また、さらに強い電気を発すると、ツリー頂点の電球も一瞬点灯する仕組みだ。

デンキウナギの特性を学びながら、水族館ならではのクリスマスを楽しめるユニークな展示となっている。