医師のともは11月1日、「コロナ禍で一番大変だったこと」に関するアンケート調査の結果を発表しました。調査は9月2日〜22日、医師(274人)と看護師(404人)を対象に行われたもの。
まず、医師、看護師がコロナ禍で一番大変だったこと1位は「行動制限」(19.2%)となった。「結婚式ができなかった」「十分なストレス発散ができなかった」などのコメントが寄せられた。
2位には、「発熱外来対応等による業務量増加」(13.6%)、3位は「自身や家族の体調管理の徹底」(12.1%)、4位は「個人用防護具(PPE)の着用」(11.3%)、5位は「人手不足」(7.2%)と続いた。
以下、6位「収入の減少」(6.0%)、7位「コロナ禍での情報錯綜」(5.3%)、8位「医療従事者への差別」(4.9%)、9位「感染症対策のための準備・設備投資」「患者の受け入れ制限」(各3.8%)、11位「自身や家族・職場でのコロナウイルス感染」(3.4%)、12位「医療物資の不足」(1.9%)となっている。
次に、調査結果を医師と看護師に分けて比較してみた。
医師のみの回答では、1位は「発熱外来対応等による業務量増加」(21.7%)という結果になっている。総合で8位の「医療従事者への差別」と12位の「医療物資の不足」については0.0%で回答者なしであった。
看護師のみの回答結果では、1位は「行動制限」(20.9%)となった。「医療従事者への差別」に関しては6.6%が回答しており、6位となっている。