元乃木坂46の松村沙友理が主演を務めるABCテレビ・テレビ朝日のドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(ABCテレビ毎週日曜23:55~、テレビ朝日毎週土曜26:30~※TVer、GYAO! で見逃し配信あり)。現在第4話まで放送され、原作の人気エピソードの実写化に「泣ける」と反響が集まっている。(以下ネタバレを含む)
『推し武道』との愛称でアニメ化もされるなどの人気を誇る平尾アウリ氏の同名人気コミックを実写化する同作は、岡山県の地下アイドル“ChamJam(チャムジャム)”の人気最下位メンバーのために人生のすべてを捧げる熱狂的ファン・えりぴよ(松村)の姿を描いたドルオタ青春コメディ。
先週放送された第4話ではChamJam初の人気投票開催が発表され、えりぴよは推しの舞菜を1位にするためにバイトを増やすことを決意。一方「私はどうせ……」と弱気な舞菜(伊礼姫奈)に、リーダー・れお(中村里帆)は「ファンの人のこと、信じてみて」と声をかけていた。人気投票期間中にはれおの「生誕祭」が。当日、生誕委員としての準備を終えて会場に入ったくまさ(ジャンボたかお)は、えりぴよをはじめとするオタクたちに「くまささんは最前で見るべきですよ」「くまささん、前へ」と導かれ最前列へ。メンバーカラー・ピンク一色に染まる生誕祭の特等席で、くまさはれおを全力で祝福した。
終演後の特典会でれおはくまさに「あの約束、覚えてる?」と問いかける。以前所属していたグループの人気投票で、れおは最下位だった。くまさはその日「次こそは僕がれおちゃんを1位にしてみせるから」と約束していたのだ。そのグループは解散してしまったが、2人が約束した“次”の機会が今やってきた。「私はまだ、信じ続けてもいい?」「もちろん。僕はやっとあのときの約束が果たせる」2人は約束と共に、その日から変わらぬ絆を確認し合うように微笑み合った。
ChamJamのリーダー・れお推しトップオタのくまさは、一途に推しを応援する紳士的な姿で憧れと共感を一身に集め、ひときわ人気を誇るキャラクターだ。くまさを演じるお笑いコンビ・レインボーのジャンボたかおも、公式サイトのキャストコメントで「こんな重要過ぎる役に自分なんかが務まるのか不安な気持ちもありました」と打ち明けるほど。自身のTwitterアカウントでは「ダイエットは辞めて、好きな物を好きなだけ毎日食べて、体重は10キロほど増やさせて貰いました!」と意気込みを語っており、並々ならぬ覚悟で役作りへ挑んでいることが伺える。
その熱演はSNSでも話題に。「くまささんがTheオタクな感じでとてもハマり役」、「ジャンボたかおさん、めっちゃいい演技!」、「くまささんが抜群にくまささん」との声が集まり、原作でも人気のエピソードであるれおとくまさの約束を描いた第4話も「泣ける」、「くまささんとれおの約束が本当に刺さる」と反響を呼んでいる。現在第4話は、TVer、GYAO! で見逃し配信中。
ABCテレビ(関西)で13日(24:25~)、テレビ朝日(関東)で12日(26:35~)に放送される第5話では、デリバリーのバイトをしている最中、大きな桃との接触事故で足を骨折してしまったえりぴよが松葉杖姿に。ライブへ駆けつけるものの、バイトができなくなってしまったため投票券つきのCDを1枚しか買うことができない。ChamJamライブの休演日、くまさからメイドカフェへ誘われたえりぴよ。興味なさげに誘いに乗ると、そこにはメイド姿の文(和田美羽)が。文の働くメイドカフェにえりぴよがいたことでえりぴよが舞菜から文へと“推し変”したのではとChamJamファンたちはざわめく。その噂は舞菜のもとへも届き……。