弁護士法人・響が運営するメディア「借金返済の相談所」は、11月1日、「借金をした経緯や返済状況についての実態調査」の結果を公開した。調査は、借金をしたことがある18~24歳の男女300人を対象に行った。

「いくら借りた?借りられた?(総額)」と質問したところ、借入額は100万円以下が約70%という結果に。500万円を超える借入を行ったのは、「車の購入のため」という人が多く、中には高級車購入のために1,000万円以上の借金をしたという人もいた。

続いて借金をした理由を聞いたところ、買い物や遊興・交際・趣味など、娯楽のために利用したという方もいる一方で、「生活費の足しにお金を借りた」方が半数近い結果に。コロナ禍の不況や物価上昇の影響が、若年層への生活にも影響していることがうかがえる。

また、どこからお金を借りたのか尋ねたところ、半数以上がクレジットカードのリボ払いや分割払いの利用を挙げた。「なぜクレジットカードのキャッシングを利用したのか?」と聞いたところ、約62%が「気軽に借りられるから」と回答した。

毎月の返済額は「1万円以下」という回答が半数を占めた。完済までの期間については、「3ヶ月以内に返済した」と答えた人が最も多く、1年以内に完済した人が約半数という結果になった。

「お金を借りて後悔したか?」についても調査したところ、4割以上が「後悔していない」と回答。一方で、半数以上がなんらかの後悔や反省を感じた、と回答した。

後悔した理由については、「返済総額が膨らんだ」「借金に抵抗を感じなくなった」といった感想だけでなく、信用情報に傷がついた(いわゆる「ブラックリスト」)や「家族や友人にバレた」といった人も多くいた。