JR東日本水戸支社は2日、鉄道開業150年を記念し、「幻の1985年エキスポライナー再現撮影会」を勝田車両センター構内で12月3日に開催すると発表した。1985(昭和60)年に運行された「エキスポライナー」を現代のE531系「赤電」とEF81形で再現するという。

  • 「幻の1985年エキスポライナー再現撮影会」では、EF81形に当時の「エキスポライナー」を再現したヘッドマークが掲出される(JR東日本水戸支社提供)

「エキスポライナー」は1985年に開催された国際科学技術博覧会(つくば万博)に合わせ、東京方面から万博中央駅(現在のひたち野うしく駅付近に設置された駅)への輸送力強化を目的に運行された快速列車。おもに415系を使用して運行された。

当時、「エキスポライナー」として運行された415系は、万博開催を機に「赤電」カラーから白色を基調とした塗色に変更されており、415系「赤電」とEF81形が並ぶことはなかったという。「幻の1985年エキスポライナー再現撮影会」では、現代の車両を使用し、当時見ることのできなかった列車の並ぶ様子を再現。好きなアングルから撮影を行える。EF81形には、当時の「エキスポライナー」を再現したヘッドマークが掲出される。

  • E531系「赤電」と通常色が並んだ様子も撮影可能(JR東日本水戸支社提供)

12月3日に第1部(9時10分から10時10分まで)・第2部(10時40分から11時40分まで)の2回開催。各部30名(合計60名・18歳以上)の参加を募集する。参加費用は1万2,000円(大人・こども)。中学生以下の参加は保護者の同伴が必要、未就学児は参加不可となる。申込みは11月7日14時から、「JRE MALL」水戸支社にて受け付け、定員に達し次第、締切とする。