ニコンイメージングジャパンは11月2日、ニコンZマウントの超望遠単焦点レンズ「NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S」を11月25日に発売すると発表した。希望小売価格は2,432,100円。受注生産となり、11月4日10時から注文を受け付ける。
高性能グレード「S-Line」に属するニコンZマウントのミラーレス一眼用レンズ。焦点距離は600mmで、1.4倍のテレコンバーターを内蔵しているため840mmに切り替えられる。別売の「Z TELECONVERTER TC-2.0x」と内蔵テレコンバーターを併用することもでき、最大1,680mmの超望遠撮影ができる。
テレコンバーターを内蔵しつつも本体重量は約3,260gに留まり、Fマウント一眼レフ用の同クラスのレンズ「AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR」と比べて約550g軽い。全長は約437mmで、国際線の飛行機に手荷物として持ち込めるサイズに収めた。
レンズ構成は、EDレンズ3枚、スーパーEDレンズ1枚、蛍石レンズ2枚、SRレンズ2枚を含む20群26枚。ニコンユーザーにはおなじみの「ナノクリスタルコート」に加え、反射防止効果の高い「メソアモルファスコート」も施した。手ブレ補正は5.0段、Z 9とのシンクロVRで5.5段となる。プロユースを想定し、操作系は先に発売された「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」(2022年2月)と統一感を持たせた。