アバストは10月31日、「パートナーとのパスワードの共有」に関する調査結果を発表した。調査は8月26日~9月7日、日本(1,013名)およびアルゼンチン、フランス、ブラジル、スペイン、メキシコのインターネット利用者7,000名以上を対象に行われた。
他人のパスワードを「知っている」人がどのくらいいるのかを調べたところ、「ブラジル」が最も多く66%。次いで「アルゼンチン」(60%)、「メキシコ」(59%)と続き、世界6か国の平均は53%という結果に。「日本」は平均を大きく下回る29%だった。
また、他人のパスワードを知っている人のうち、現在のパートナーのパスワードを知っていると回答した人は世界平均66%、元パートナーのパスワードを知っている人は15%。これに対し、「日本」は現在のパートナーのパスワードを知っている人は45%と、唯一半数を下回る結果に。また、元パートナーのパスワードに関してはわずか3%と、唯一の一桁となった。
続いて、元パートナーのどのアカウントのパスワードを知っているか尋ねたところ、日本は「Facebook」が30%(世界平均59%)、「仕事のメールアドレス」が40%(同52%)という結果に。
一方、iOSアプリ「友達を探す」やGoogleの「現在地を共有」機能、Snapchatなどで、元パートナーの位置情報にアクセスできる人が11%(世界平均19%)いるなど、パスワードがわからなくても、あらゆるオンラインツールを使い、元パートナーを追跡できてしまうことがわかった。