富士フイルムビジネスイノベーションとセブン-イレブン・ジャパンは11月1日、全国のセブン-イレブン店舗に設置されているマルチコピー機で、QRコード入力などの新機能を提供開始した。

  • 「セブン-イレブン マルチコピー」アプリに続き、ネットプリントでもQRコードでやり取りできるようになる

    「セブン-イレブン マルチコピー」アプリに続き、ネットプリントでもQRコードでやり取りできるようになる

セブン-イレブンのマルチコピー機では、書類のコピーやスキャンのほか、写真プリントやネットプリント、行政証明書の発行、チケットの購入など、さまざまな機能を利用できる。機材やアプリは富士フイルムビジネスイノベーションが提供しており、2021年10月から約1年かけて、QRコードリーダーなどを搭載する新型機への置き換えを進めていた。

今回のアップデートで、スマートフォンアプリ「かんたんnetprint」「netprint」からPDFや写真を登録して印刷するネットプリントの使い勝手が改善される。従来、ネットプリントを利用する際にはファイル登録後に表示される「プリント予約番号」をマルチコピー機に手動で入力する必要があったが、今後はアプリ上で表示されるQRコードをコピー機にかざすだけで印刷できる。また、複数のファイルを印刷したい場合には、最大10個までのプリント予約番号をひとつのQRコードにまとめて送ることもできる。

このほか、ネットプリント経由でも写真2Lサイズの印刷に対応する。また、すでにQRコード転送に対応していた「セブン-イレブン マルチコピー」アプリもさらに強化され、すべての印刷設定をアプリ側で済ませられるようになった。この場合、マルチコピー機の操作はプリントスタート画面のみとなり、よりスムーズに利用できる。