Indeed Japanは10月28日、「ジェンダーギャップに関する意識調査(2022)」の結果を発表した。調査は9月22日〜24日、全国15歳以上の働く男女5,000名(総務省の労働力調査結果に合わせて割付)を対象にインターネットで行われた。
「直近3年間、職場でジェンダーギャップを感じたことがありますか?」と尋ねたところ、66.9%が「ある」と回答。また、47.4%が「今の職場でジェンダーギャップを感じる慣習や暗黙のルールに対し、違和感がある」と回答した。
さらに、「就職面接時に結婚の予定について聞かれたことがある」人の割合は、20・30代の男性で18.6%、女性は43.5%という結果に。結婚・出産をした女性の約8割(77.8%)が、就職活動について「難しい」と感じていることが分かった。
こうしたジェンダーギャップがある職場を見聞きして感じたことを聞くと、「力を発揮できない」(44.0%)と感じた人は4割を超え、43.4%が「状況を改善したい」と回答。しかし一方で、約半数(50.4%)が「仕方がないものとしてあきらめ」ていることが明らかに。
そこで、「職場のジェンダーギャップを感じる慣習や暗黙のルールに対して、指摘や相談などの行動を起こしたか?」と聞くと、約6割(58.9%)が「行動を起こさなかった」と回答。理由を聞くと、「どうせ変えられないと思った」(45.9%)、「波風を立てたくなかった」(39.7%)と改善に向けての消極的な様子がうかがえた。