オリコンは10月28日、「ビジネスチャットツール・Web会議ツール」に関する調査結果を発表した。調査は5月14日〜6月12日、18~69歳のビジネスチャットツール利用者4,394名、およびWeb会議ツール利用者3,545名を対象にインターネットで行われた。
「ビジネスチャットツールとWeb会議ツールについて、導入前と導入後を比較して、仕事や業務(副業を含む)をする上でメリット・デメリットどちらが多いと感じますか?」と聴取したところ、全体では「メリットが多い」が69%、「メリット・デメリットは同じくらい」が28%、「デメリットが多い」は3%となった。
職種別に見ると、「メリットが多い」の割合が最も高いのは「マーケティング」「営業推進・営業企画」(76%)で、「遠方との商談アポが取りやすくなった。短時間の打ち合わせが増えた」「施工現場とつながって図面を共有しながら説明できるので、管理のコストが削減した」「開催時刻が重複してる会議も後で録画聴講できるようになった」といった声が寄せられた。
続いて、「ビジネスチャットツールまたはWeb会議ツールを利用していて、ストレスを感じることはありますか?」と尋ねたところ、41%が「感じる(とても+まあ)」と回答。
特に、「チャットの通知が多い」(19%)、「業務時間外(夜間・休日など)のチャット通知」(17%)が上位となり、通知がストレスになっている人が多いよう。以下、「相手の状況がわからない」(16%)、「伝えたい内容を文章にする」(13%)、「即レスを求められる」(8%)、「誤送信・文章内容などのミス」(7%)、「相手からの返信待ち時間」(7%)、「文字の入力時間」(5%)、「既読・未読通知や機能」(3%)といった意見があがり、「ストレスは感じない」という人は2%だった。
次に、調査期間時点での「現在のテレワーク(在宅勤務)実施状況」を教えてもらったところ、「週1~2日テレワーク」(22%)、「週3~4日テレワーク」(18%)など、全体の59%が現在もテレワークを実施していることが明らかに。
また、「全くしていない」という人の割合は全体で18%。性年代別で見ると、「男性10・20代」が28%、「女性10・20代」が31%と、若い世代で出社の傾向が高いことがうかがえた。