俳優の小栗旬が主演を務める大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)。30日に放送された第41回「義盛、お前に罪はない」では、初(福地桃子)が泰時(坂口健太郎)に水をぶっかけるシーンが描かれた。
戦が始まりそうな状況の中でも酒に酔って眠っている泰時に「起きなさい」と声をかける初。その側には、義時(小栗旬)の従者である平盛綱(きづき)と、義時の次男である北条朝時(西本たける)の姿が。
初は「太郎! 鎌倉殿の一大事ですよ」「和田が御所を襲うんですって」「早くいかないと!」と声をかけるが、泰時は「だから私はあれほど……」とブツブツやる気のない言葉を吐くのみ。起きる気配は全くない。
それを見た盛綱は「西門を守れと言うことだ」「父上はお前が指揮をとるよう仰せだ」と喝を入れながら言い聞かせるも、泰時は「(お前に)任せた」と一言。そんな兄の姿を見た朝時は、「期待されて生きるのがそんなに辛いんですか?」「誰からも期待されないで生きてる奴だっているんだ」「そいつの悲しみなんて、考えたことないだろう!」と、怒りの感情混じりに 強い言葉を投げかける。
そんなとき、初は部屋の奥から桶いっぱいの水を運んできて泰時にぶっかけ、さすがの泰時も目を覚まし、一気に身体を起こす。その場で見ていた盛綱や朝時だけでなく、視聴者までをハッと驚かすような、インパクトのあるコミカルなシーンに。初のおかげで目を覚ました泰時は、その後の戦のシーンではしっかりと役割を果たしていた。
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