セイコーウオッチは11月7日に、「プレザージュ」ブランドの「Sharp Edged Series」から、歌舞伎俳優・市川海老蔵丈の十三代目市川團十郎襲名を記念した限定モデルを発売する。

ラインナップと価格は、曜日や日付のサブダイヤルを備えた機械式の「SARW063」(137,500円)、および機械式3針の「SARX101」(121,000円)という2モデル。それぞれ限定2,000本(うち国内は300本ずつ)となる。

  • <セイコー プレザージュ> Sharp Edged Series 十三代目市川團十郎襲名記念限定モデル

「伝統を重んじ、新しい価値を創造する」という、プレザージュ Sharp Edged Seriesと市川海老蔵丈の想いが共鳴して誕生したとする新作。

ダイヤルカラーの「柿色」は、五代目市川團十郎が市川家伝来の演目「暫」にて「柿色」の素襖(すおう)を纏ったことで生まれた日本の伝統色とされている。また、これまでにもプレザージュがダイヤルで表現してきた「麻の葉紋様」も取り入れた。麻の葉紋様は歌舞伎の衣装でも多く使われているものだ。

  • ダイヤルは深みのある柿色のグラデーション

ダイヤルでは、中央の明るい色彩から周辺の濃密な色彩へと柿色を変化させ、奥深い色合いを表現。ゴールドの針とインデックスがほどよいコントラストを描き、視認性を高めている。エッジを強調したシャープなケースは、ブラックカラーとすることで造形を引き立て、モダンに仕上げた。

ストラップの裏も柿色としており、これは江戸時代の「粋」を演出したもの。江戸時代、町人の華美な服装を禁じた「奢侈禁止令」のもと、和服の裏側を飾る「裏勝り」という着こなしを表現している。

  • ストラップ裏の柿色にもストーリーがある。両モデルとも裏ぶたはシースルーバック仕様。「Limited Edition」の文字とシリアルナンバーを記載

共通の仕様として、ケース素材はブラック硬質コーティングのステンレススチール、ストラップ素材はホース、風防は内面無反射コーティングのサファイアガラス、防水性能は10気圧。ケースサイズは、サブダイヤル装備のSARW063が外径40.2×厚さ12.2mm、3針のSARX101が外径39.3×厚さ11.1mm。

SARW063のムーブメントは手巻き付き自動巻きの機械式「キャリバー 6R21」、パワーリザーブは約45時間。ダイヤルにはパワーリザーブインジケーターがある。SARX101のムーブメントは手巻き付き自動巻きの機械式「キャリバー 6R35」、パワーリザーブは約70時間。

  • 金色と黒による高い質感で仕上げたスペシャルボックス

  • SARW063

  • SARX101