29日に放送される東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『最高のオバハン中島ハルコ』(毎週土曜23:40~)第4話で、元名物TVプロデューサー・猪俣豪役を演じる嶋大輔が、同作の主演を務める大地真央の印象を語った。

  • 左から嶋大輔、大地真央 =東海テレビ提供

――猪俣豪は、どのような役ですか?

昭和気質のTVプロデューサーが早期退職して養蜂家に転身するんですが、ある事情があって奥さんに内緒で動いてしまうんです。いくら退職金がもらえると言っても、そんな思い切った転身、僕には無理です、ビビっちゃいます(笑)。それだけ蜂蜜愛にあふれた人なので、近代養蜂や蜜蜂についての説明セリフが多いのですが、養蜂場のシーンを監修していただいたプロの方から教えてもらったことがすごく勉強になったし、役作りになりましたね。

衣装合わせの時に監督から「ハートフル・コメディー・タッチで」というリクエストがあったので、それを意識しながら演じています。もちろん、局内のシーンでは“プロデューサー巻き”をしています(笑)!

――主演を務める大地真央さんとの共演経験&印象について教えてください。

大地さんとは35年前に2時間ドラマでご一緒して以来。当時はバブルで海外ロケだったこともあり、僕の中では印象深い作品でしたので、今回オファー時に「大地さんが主演」と聞いて当時を懐かしく思い「早くお会いしたい!」となりました。初共演時は宝塚歌劇団を退団されたばかりで“THE 男役トップスター”という印象があったので、今回の撮影前に前作の映像を見せてもらって「大地さん、こんなブッ飛んだ役もおやりになるんだ!」と衝撃を受け、共演がますます楽しみになりましたね。

――印象的な現場エピソードはございますか?

養蜂場での撮影の合間では蜂蜜の飲み方で盛り上がりました。僕は蜂蜜とリンゴ酢を混ぜて冷たい水で割って飲むだけなんですが、お2人は紅茶に入れたり、料理に入れたりと色々活用されているようですね。松本(まりか)さんは蜜蜂に興味津々で、みんなが休憩している間も蜂がブンブン飛んでいるケージの中にスマホ片手に防護服で入って行って「女王蜂を撮りたい」と蜂まみれになりながら一生懸命、女王蜂を探していた姿が印象的でした。 そして僕にとっての一番のツボは“ハルコさんに夫婦で叱られたシーン”の後のハルコ演じる大地さんの笑い方!「こんな笑い方して大丈夫ですか!?」と思うほど面白く、去っていく後ろ姿に「大地さんカッコイイ〜」となりました。

――視聴者へのメッセージをお願いします。

僕が演じる猪俣が名物プロデューサーから養蜂家になろうとすることがきっかけで、女房とこじれるなかハルコさんが色々な方法を考えてくれ、 物語が思わぬ方向に進んでいきます。最後はハルコさんの痛烈なセリフが怒涛の勢いであり、痛快さが感じられる話になっていますし、 監督が僕に言わせたかったという“あるセリフ”も登場するので是非楽しみにしていてください!