オリエンタルランドは10月27日、東京ディズニーシー大規模拡張プロジェクトの新しいテーマポート「ファンタジースプリングス」の開業時期と、各エリアおよびディズニーホテルの名称を発表した。
8番目のテーマポートとなる「ファンタジースプリングス」は、「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」をテーマとし、ディズニー映画を題材とした3つのエリアと、1つのディズニーホテルで構成される。
開業は2023年度を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う入国制限や物流の遅延、海外での製作作業の遅れにより工期が延長したため、2024年春(2024年度第 1 四半期)に変更する。
3つのエリアの名称はそれぞれ、『アナと雪の女王』のエリア「フローズンキングダム」、『塔の上のラプンツェル』のエリア「ラプンツェルの森」、『ピーター・パン』のエリア「ピーターパンのネバーランド」に決定した。
「フローズンキングダム」は、ディズニー映画『アナと雪の女王』の世界が広がるエリア。雪の女王であるエルサが雪や氷を操る魔法の力を受け入れ、映画が幕を閉じた後の幸せな世界をイメージした。ゲストは、暖かさを取り戻し祝福ムードに包まれたアレンデール王国を訪れることができる。
村の奥には、いくつもの滝が流れる雪の積もった山々がそびえ、遠くに見えるノースマウンテンの山頂付近は雪に覆わ れており、エルサの氷の宮殿が輝いている。
「ラプンツェルの森」は、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』の世界が広がるエリア。渓谷には、長い髪のプリンセス、ラプンツェルが小さい頃から暮らしていた塔がそびえている。夜は、塔の灯りや小道に並べられたランプの灯り、レストランやボートハウスの窓明かり、ボートに吊り下げられたランタンの灯りなどで、森は暖かな光に包まれる。
「ピーターパンのネバーランド」は、ディズニー映画『ピーター・パン』の世界が広がるエリア。ゲストは元気な子どもたちの集団、ロストキッズの一員となり、海賊船を散策したり、隠れ家で食事をしたり、仲間と一緒に海賊に立ち向かうなど、ネバーランドでの冒険を楽しめる。ティンカーベルが暮らす妖精の谷「ピクシーホロウ」にも訪れることができる。
ディズニーホテルの名称は「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」に決定した。国内6番目のディズニーホテルで、「ファンタジースプリングス」の魔法の泉を囲むように建設される。
館内にはディズニープリンセスを描いた絵画や草花のモチーフなどを用い、「ファンタジースプリングス」の世界観をそのままに、パーク内でのホテル滞在ができる。419室の客室がある「デラックスタイプ」と、東京ディズニーリゾートで最上級の宿泊体験を提供する56室の客室がある「ラグジュアリータイプ」で構成されている。
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