ロバート・ウォルターズ・ジャパンは10月28日、「ホワイトカラー契約・派遣社員」に関する調査結果を発表した。調査は7月29日~8月3日、外資系企業と日系グローバル企業で働くホワイトカラー契約・派遣社員371人を対象に行われた。
調査結果は以下の通り。まず「契約・派遣の仕事を選ぶ際の決め手」を聞くと、「時給が高いこと」(60%)、「スキルを習得できること」(32%)、「将来、正社員になれる可能性があるか」(30%)が上位となった。
なお「スキルを習得できること」という項目は、20代では1位(59%)、30代では2位(44%)となっており、特に若い世代では重要視されている。
次に「契約満了前に途中退職をしたことはありますか」と尋ねると、「はい」(25%)、「いいえ」(75%)だった。
そして「契約満了前に途中退職した理由」には、「業務内容・プロジェクトに不満があった」(23%)、「業務のディレクション(方向性・指示・説明)が不明確だった」「他の会社から正社員採用の内定が出た」(20%)、「正社員の同僚となじめなかった」「給与と業務が見合わなかった」(18%)などが挙げられている。
さらに「契約・派遣社員として働く上で、あなたが仕事へのエンゲージメントとモチベーションを保つために有効なのは」と聞いたところ、「インセンティブ報酬(ボーナス・昇給)」(52%)、「スキル習得の機会トレーニング」(32%)、「管理職との効率的なコミュニケーション(契約更新・業務提示)」(29%)がトップスリーという結果に。