アイドルグループ・SixTONESのジェシーが地上波連ドラ単独初主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『最初はパー』(毎週金曜23:15~※一部地域を除く)がきょう28日にスタートする。
秋元康氏が企画・原作・脚本を手掛け、佐久間宣行氏が総合監修を務める今作は、お笑い養成所で巻き起こる悲喜こもごもを描く物語。ひょんなことからお笑い養成所に入学した、何をやっても中途半端な政治家の息子・利根川豪太(ジェシー)が、コワモテの生徒・澤村銀平(市川猿之助)や鬼講師・相田忠則(小籔千豊)らと出会い、時にぶつかり、時に励まし合いながら、プロの芸人を目指して奮闘する。
第1話は全員びしょ濡れのシーンで幕開け。大黒芸能お笑い養成所最初の授業で「コップの水をかけられて一言」というお題を与えられ、生徒らはびしょ濡れになりながら渾身のボケを放つ。そして鬼講師・相田からプロの芸人になるという夢と希望を打ち砕かれることになり、ガックリするが、“机で学ぶより、身をもって経験せよ”という相田の指示で、生徒同士でコンビを組んで翌日の授業でネタを披露することに。
情熱あふれるほかの生徒たちとは違い、深く考えずに入学した豪太はどんな“お笑い”をやりたいのか方向性が見えず困惑。一方“お笑いで食っていく”とやる気満々ながら、イカツイ見た目と鬼講師にも平気で歯向かう強気な態度でビビられている澤村もなかなか相方が決まらない。そんな2人が、まるで赤い糸で結ばれた運命かのような流れでコンビを組むことになるまでの紆余曲折がコミカルに描かれる。
第1話の注目ポイントは劇中に登場するセリフの数々。アイドル的な人気芸人を目指す小塚尊(基俊介)と木島大和(青木柚)を前に、普段はアイドルとして華々しく活躍するジェシーが「アイドルになりたいわけじゃない」とつぶやいたり、関西生まれ・栃木育ちの賀喜遥香を指しているかのような「エセ関西弁を使う栃木生まれ」という言葉が登場したり、メタファーを感じられるセリフがあちこちに登場する。雨宮すみれを演じる賀喜の最初のセリフはまさかの韓国語。一体どんなシーンで登場するのか。