日本生活環境支援協会は10月25日、「ペットとの出会いと保護動物に対する悩み」に関する調査結果を発表した。調査は10月4日~11日、20代~50代のペットの飼育経験がある男女162名(男性26.5%、女性71.6%、無回答1.9%)を対象にインターネットで行われた。

  • ペットと出会った場所

    ペットと出会った場所

「ペット」を飼うことになったきっかけや理由を教えてもらったところ、「動物が好きだから」(60.5%)、「元気や笑顔を与えてくれるから」(48.1%)、「日常生活を癒してくれるから」(35.2%)が上位に。

ペットと出会った場所は「ペットショップ」(43.2%)が最も多く、次いで「友人・家族から」(29.6%)、「その他」(20.4%)と続き、里親募集や捨てられていたのを保護したという人も。また、最近話題の「保健所・保護団体」は9.3%と1割に満たなかった。

  • 保護動物を育てる上で抱える不安

    保護動物を育てる上で抱える不安

続いて、保護した動物を育てることを難しいと感じるかを聴取したところ、74.7%が「難しいと感じる」と回答。理由を聞くと、「自分に懐いてくれるのか」「上手く育てることができるのか」といった不安が多いよう。そんな保護動物について、「今後ペットとして保護動物を迎え入れたいと思いますか?」と聞くと、「はい」が56.2%、「いいえ」が43.8%と意見が半数に割れた。

  • ペットを飼う上で大切なこと

    ペットを飼う上で大切なこと

最後に、「ペットを飼う上で大切な心構え」を教えてもらったところ、実に97.5%が「最期まで育てる覚悟があること」と回答。次いで「医療費などの経済的負担があること」(71.6%)や「動物アレルギーの有無を確認すること」(69.8%)、「育てる体力と時間の確保ができること」(60.5%)といった意見が多くあがった。