2022年になってから値上げラッシュが続いています。もうすでに値上げされているものもありますが、今後値上がりが決まっているものもたくさんあります。

生活に必要なものが値上がりするのは辛いところもありますが、早めに知っておくことで対策ができることもあるでしょう。今回は11月に値上がりする商品やサービスを紹介します。

■2022年11月は乳製品の値上げが

10月は今年に入って最多の6,700品目以上が値上げされました。これで値上げが落ち着けばいいのですが、残念ながら11月は乳製品を中心に値上がりが予定されています。

乳牛の飼料となる穀物の輸入価格や輸送コストなどの上昇により、原料となる生乳の卸価格が、11月出荷分から13年半ぶりの大幅値上げとなることが原因です。

まずは、値上げされる主な乳製品をみていきましょう。

<明治>

牛乳類、ヨーグルト、プロテイン飲料、宅配専用商品、乳幼児用粉ミルクの合計115品が値上げとなります。

牛乳、乳飲料15品が2.8~5.5%、ヨーグルト58品が3.6~6.3%、プロテイン飲料15品が2.0~6.5%、宅配専用商品17品が3.0~6.1%値上げになります。

また乳幼児用ミルク10品が7.4~7.5%の値上げになります。

<森永乳業>

牛乳類、飲料、ヨーグルトの91品が3.6%~10.5%の値上げとなります。

<雪印メグミルク>

牛乳類、清涼飲料、ヨーグルト、デザートの計45品が4.0%~12.5%の値上げとなります。

また、宅配用では22品が5.3~8.3%の値上げとなります。

■その他、値上げされる食品は?

乳製品以外にも11月に値上げされる食品があります。

<エバラ食品工業>

肉まわり調味料群(黄金の味シリーズは除く)が約7~10%の値上げとなります。

その他にも、横濱舶来亭シリーズ6品目(ビーフシチュー除く)や韓Kitchenシリーズ3品目が約10~38%の値上げとなります。

<アヲハタ>

世界的に果実原料や食用油、砂糖が高騰していることから、アヲハタやランプ、ヴェルデブランドの家庭用ジャムやホイップ・スプレッド類の一部商品が約4~12%の値上げとなります。

<永谷園>

「生タイプみそ汁あさげ特養10食入り」など即席みそ汁商品21品、「だし茶漬け」などお茶づけ商品3品、すし商品1品が5~11%の値上げとなります。

<ミツカン>

食酢ドリンク24品(ストレートタイプ、希釈タイプ・フルーティスシリーズ他)が 約5~7%、たれ7品(ごましゃぶ・金のごまだれシリーズ他)が約6~13%、レモン果汁2品(サンキスト100%レモン)が約10%の値上げとなります。

<大塚製薬>

「オロナミンCドリンク」「ファイブミニ」「ファイブミニプラス」が14%の値上げとなります。

<月桂冠>

日本酒・リキュール・輸入酒類ほか約150品目が約3~14%の値上げとなります。

主な商品では、「上撰 1.8リットルびん詰め」2035円が2170円に、「つき 2リットルパック」1587円が1701円になります。

10月にはビールが値上げとなり、アルコールを楽しむ人にとって引き続き辛い値上げになりそうです。

<カルビー>

「かっぱえびせん」12品目、「サッポロポテト」8品目、「おさつスナック」2品目、「ベジたべる」3品目、「さやえんどう」3品目、「やみつきもろこし」2品目の合計30品目が、10~20%程度の値上げとなります。

<ミスタードーナツ>

外食サービスでもミスタードーナツが11月25日から値上げを発表しています。小麦粉など原材料の高騰のため、今年3月に続いて2度目の値上げです。

ドーナツ、パイ、マフィンの44種中39種について10~20円値上げとなります。

■日用品なども値上げに

食品の値上げが目白押しの中、日用品も値上がりします。原材料、物流費が高騰している影響を受けてとのことです。

<ヤマト>

液状のり、でんぷん糊、メモックロールテープ、ヤマトアートシリーズの計178品目が、平均21%の値上げとなります。

液状のり「アラビックヤマト スタンダード」は税抜き価格170円が200円になります。

10月にビールが値上がりになる前に、まとめ買いをしたという家庭も多いのではないでしょうか。

でも、まとめ買いをすることで安心して多く消費してしまったり、まとめ買いにお金を使うことで今必要な物にまわす予算が限られてしまったりしては残念です。 必要なものを必要な分だけ購入することで、支出が抑えられる場合もあります。改めて支出の予算を考えてみてもいいかもしれません。