アンカー・ジャパンは、世界初のAndroid TVを搭載したモバイルレーザプロジェクター「Nebula Capsule 3 Laser」を12月2日に一般販売開始する。価格は11万9,900円。同社WebサイトやAmazonなどで10月27日から予約販売を開始した。

  • Nebula Capsule 3 Laser

本体サイズは約8.3×16.7cm(直径×高さ)、重さ約950gと⽚⼿で持ち運べる500ml⽸サイズほどのコンパクトさながら、最大120型のフルHD映像を投写可能。レーザー光源を採⽤したことで明るさ300 ISO/ANSIルーメンに到達。既存のプロジェクター製品「Nebula Capsule II」の約2倍となる鮮明さを実現した「Nebulaモバイルプロジェクターの決定版」と位置づけている。バッテリーも内蔵する。

  • (左から)Nebula Capsule 3 Laser、Nebula Capsule II、初代Nebula Capsule

一般的なLEDと比べて約1.8倍明るいレーザー光源を採用して明るさを高めつつ、投影時の消費電力を抑え、バッテリー駆動で約2.5時間の再生が可能。「充電切れを気にすることなく屋外で映画約1本分のエンターテインメントが楽しめる」とする。

  • 従来のNebula Capsule II(左)と、Nebula Capsule 3 Laser(右)の映像投写デモ。明るさが違うことが写真でもよく分かる

画音質を高めながら、片手で気軽に持ち運べるサイズを維持しているのも大きな特徴。フルHD/1,920×1,080ドットの解像感と、レーザー光源の映像を最大限引き出すために最適化したレンズを備えている。

  • 実機デモの様子

  • フルHD映像とレーザー光源に最適化したレンズを搭載

HDR10映像に対応。高コントラストな色表現の映像を、横幅2.5m超の最大120型画面で楽しめるとする。オートフォーカス機能や、垂直・水平方向への自動台形補正機能を備え、手動での調整も可能。調整できる角度は、上下左右に30〜40度まで。

  • プロジェクターの各種設定画面

  • 映像に合わせたモードが選べる

  • フォーカス設定は、ユーザーの設置方法(置き場所が毎回変わるか、固定設置か)に合わせてカスタマイズできる

  • 映像のAFと台形補正は最短1〜2秒で自動的に調整できるという。手動設定も可能だ

  • 設置場所に合わせて映像の向きを変更できる

Android TV 11.0を搭載し、NetflixやAmazon Prime Video、YouTube、TVer、Disney+、U-NEXTなど、7,000以上のアプリが使用可能。アプリの操作性も進化させたという。

  • 付属のリモコン

音声面では出力8Wのスピーカーを本体に内蔵し、Dolby Digital Plusに対応。本体背面のHDMI端子は、ARC(オーディオリターンチャネル)に対応しており、プロジェクターで視聴している映像コンテンツなどの音声を手持ちのサウンドバーなどに出力することも可能だという。ほかにも、Bluetoothスピーカーモード(映像はオフ)を装備。3.5mmのアナログ音声出力端子も装備する。

  • 背面に各種操作ボタンや、HDMI端子、3.5mmアナログ音声出力、USB-C端子を備える

本体メモリは2GB、ストレージ容量は16GB。USB-C端子から充電・給電が行え、バッテリー駆動時はUSBメモリーなどの外部ストレージに保存した映像データなどを再生できる。専用リモコンやACアダプターなどが付属する。

  • 本体正面の操作パネル

  • 本体下部には三脚固定用のネジ穴を装備