韓国SK hynixは10月25日(現地時間)、一枚で32GBの大容量を実現し、DDR5 6,400Mbpsの高速性能を実現したメモリモジュールの開発を発表した。すでにパートナー向けのサンプル出荷を実施している。
PCなどのクライアントデバイス向けとしては、現存する製品で最も高速だというメモリ製品。6,400Mbpsもの高速データ処理時の安定性を高めるために、新しくCKD(Clock Driver)を搭載している点が特徴で、これは業界初(同社調べ)。DDR5がスタンダードになっていく中で最も早く技術力を高め、市場の需要に対応していく能力を確保したとしている。
なお、SK hynixでは今年8月に10nm級第4世代(1a)プロセスを適用して製造したサーバー向けDDR5 16GB / 32GB / 64GBモジュールの顧客認証も完了。2023年上半期中には、10nm級第5世代(1b)プロセスを適用したDDR5製品を多数発表する予定だという。1bプロセスではEUVの活用で消費電力を低減し、性能と生産性を向上。同社ではDDR5、LPDDR5X、HBM3A、LPDDR6製品ポートフォリオを充実させ、顧客の多種多様な需要に応えていくとしている。