ボーズは、Dolby Atmos対応のコンパクトな一体型サウンドバー「Bose Smart Soundbar 600」を発売した。価格は74,800円。カラーはブラック。

  • Bose Smart Soundbar 600

ボーズ独自のTrueSpaceテクノロジーを搭載し、立体音響のDolby Atmosをサポート。Atmos対応コンテンツでは、正確にチューニングした同社のデジタル信号処理(DSP)と5基のトランスデューサー(ドライバーユニット)が連携し、実際にはスピーカーを配置していない場所からも音が鳴っているように、ユーザーを音で包み込むようにして聞かせる。

2基のサイドファイアリングレーストラック型トランスデューサーが相互に連動し、音を水平方向と天井に向けて出力。天井の反射によって「頭上からもサウンドで満たされるような感覚」を生み出すとしている。セリフはセンターツイーターでクリアに再生する。

Atmosコンテンツ以外でも、臨場感あるサウンドを追求。5基のトランスデューサーをサポートするTrueSpaceテクノロジーにより、ステレオや5.1chといったAtmos以外の信号も高度に分析してリミキシングする。これにより、Atmosコンテンツのような、拡がりのあるサウンドを効果的に創り出せるという。

また、テレビや音楽ではQuietPortテクノロジーにより、コンテンツをどんな音量で再生しても歪みを生じさせることなく、深みのある低音が楽しめるとのこと。なお、2月発売の最上位サウンドバー「Smart Soundbar 900」では音をビーム状に放射し、広がりのある音を再現する「PhaseGuide(フェーズガイド)」や、室内に合わせた音響調整を行う自動音場補正システム「ADAPTiQ」を搭載していたが、600では備えていない。

インタフェースとして、HDMI入力(eARC対応)と光デジタル入力を装備。さらに無線LAN対応で、Chromecast built-in、Spotify Connect、Apple AirPlay 2をサポートし、ユーザーの好きな音楽配信サービスにアクセスできるようにした。スマホやタブレットの音楽をBluetooth経由でワイヤレス再生することもできる。

音声コントロールでは、Works with Googleアシスタント機能に対応し、Amazon Alexaも内蔵。Bose Voice4 VideoテクノロジーとAmazon Alexaを併用して、サウンドバーに話しかけてテレビのチャンネルを切り替えたり、簡単なコマンドを入力したりできる。

ボーズのスマートスピーカーやサウンドバーと連携させ、マルチルームオーディオシステムとしても利用可能。オプションのベースモジュールやリアスピーカーを組み合わせて、システムをアップグレードすることもできる。

本体の高さは5.6cmで、さまざまなテレビの下にフィットするよう設計。マットなボディとラップアラウンドのメタルグリルはすべてブラックカラーで統一している。本体サイズは69.5×10.4×5.6cm(幅×奥行き×高さ)、重さは3kg。リモコンやHDMIケーブルのほか、長さ1.5mの光デジタルケーブルと、電源ケーブルなどが付属する。