ビッグローブは10月26日、「若年層の結婚・離婚に関する調査」結果を発表した。調査は9月8日~9日、全国の18歳〜69歳までの男女1,000名(うち、若年層に該当する10代100名、20代500名/30代〜60代各100名)を対象にインターネットで行われた。

  • 若年層の結婚願望

    若年層の結婚願望

18歳〜29歳までの若年層の男女に、結婚したいかを聞いたところ、「あてはまる」が29.5%、「ややあてはまる」が29.5%と、約6割という結果に。しかし、「あてはまる」と回答した割合を年代別にみると、10代(男性44.9%、女性38%)は4割前後だった明確な結婚願望が、20代(男性25.6%、女性28.1%)になると3割以下に減少していることが見てとれた。

また、全回答者に「結婚することが前提にある社会の空気に疑問がある」かどうか質問したところ、10代、20代の若年層6割強が「(やや)疑問がある」と回答。また、「結婚を継続する自信があるかどうか」を聞くと、「結婚を継続する自信が(やや)ない」という人は10代~30代で5割を超えた。

  • 同性婚について

    同性婚について

次に、同性婚についての考えを聴取した。その結果、10代の実に75%が「同性婚は認められるべき」と回答。20代では62.6%、50代でも57.0%と10代~50代で半数を超えた。

また、選択的夫婦別姓について聞くと、「賛成」「やや賛成」の割合は10代で78%、20代では76.2%と若年層では約8割に。年代が上がるにつれ「賛成」「やや賛成」の割合は減少傾向となったものの、60代でも7割近く(67.0%)が賛成であることがわかった。

  • どのような理由なら離婚をすると思うか

    どのような理由なら離婚をすると思うか

次に、「離婚」について調査を行った。その結果、「離婚をしてもいいと(やや)思う」の割合は、10代で56.0%、20代は59.8%という結果に。離婚に対する抵抗感が若年層は相対的に低いよう。

また、「どのような理由なら離婚をすると思うか」と聞くと、男性は「暴力をふるう」(54.0%)、「性格が合わない」「浮気」(ともに47.7%)、「金銭感覚が合わない」(36.0%)、「モラハラ」(33.0%)が上位に。

一方女性は、多い順に「暴力をふるう」(72.0%)、「浮気」(64.3%)、「モラハラ」(56.3%)、「金銭感覚が合わない」(50.3%)、「性格が合わない」(48.3%)、「家族・親族と折り合いが悪い」(38.7%)となり、いずれも女性の方が高い割合を示す結果に。男性が女性を上回った項目は「自由が欲しい」「相手に飽きた」の2項目で、男女間で大きな差が見られた。

さらに、「離婚に関して不安だと思うこと」を聞くと、女性は「離婚後の生活費」(52%)、「子どもの養育」(50%)が半数を超え、「不安に思うことはない」と回答した女性は17%だったのに対し、男性は31.3%だった。