清野菜名と松坂桃李がW主演を務める、映画『耳をすませば』(10月14日公開)の場面写真が27日、公開された。

  • 左から山田裕貴、内田理央

    左から山田裕貴、内田理央

同作は、漫画家・柊あおい氏が少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した同名漫画を原作に、平川雄一朗監督がメガホンを握る。原作の世界観を忠実に再現するあの頃(過去)に加え、10年後の現在がオリジナルストーリーとして二重構造で描かれる。

今回公開されたのは、山田裕貴&内田理央が演じる杉村と夕子の10年後の2人の姿を映した場面写真。自身の夢や聖司(松坂桃李)との恋に悩む雫(清野菜名)とは対照的に、杉村と夕子は順調に恋を実らせており、杉村は雫と夕子が暮らしている家へ頻繁に訪れていた。2人である大きな計画の準備に勤しむシーンでは、夕子の薬指に指輪が光り、この先2人に幸せな生活が待ち受けていることを予感させるショットとなっている。

雫は2人の幸せそうな様子を横目に、10年に及ぶ遠距離恋愛を続けている聖司のいるイタリアへ向かうことを決意する。雫の悩みに耳を傾け友人を気遣う夕子と、相変わらず鈍感な杉村とのやり取りは、本作の物語にも欠かせない微笑ましいシーンを作り出している。

そして、夕子が雫と一緒に暮らしたシェアハウスから杉村との同居に向けて引越しをするシーンの写真も。中学生時代からは打って変わり、荷物運びに徹する杉村を鼓舞する夕子の姿が見受けられる。

(C)柊あおい/集英社 (C)2022『耳をすませば』製作委員会